個人山行

 

北アルプス 穂 高

 

       2021.07.31(土)〜08.02(月)

 

コース:07.31(土)上高地〜横尾〜涸沢

    08.01(日)涸沢〜北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘〜涸沢

    08.02(月)涸沢〜横尾〜上高地

 

昨年に引き続き、全国に蔓延しているコロナウィルスにより、自粛?ムードが漂ってます。が、

やっぱり夏山を登って体を動かさないと。ですね。

山の状況はと言いますと、山小屋、テント場等は予約制の所がほとんどです。

そのため、山小屋、テント場等は早めに予約をしないと、山へ行っても、小屋に泊まれない、テントを張れない。と、なってしまいます。また、山小屋、テント場も宿泊者数を半分以下に減らしている小屋もあります。仮に予約をしても、山は天候によって中止の場合もあるため、予約をしようという気にはなれません。

そのため、私は昨年に引き続き、予約なしでテントを張れる山域を探し、今年は涸沢へ。

ちなみに昨年は剣沢へ。

 

東京オリンピックが開催されている、07.30(金)の夜に友人と合流し車で沢渡駐車場へ。

 

 

07.31(土)天気:曇り時々晴れ

仮眠しバスで上高地へ。コロナのせい?か土曜日の朝ですが例年と比べても入山者は少なめです。でも少ない方が気分的には良いですね。天気は晴れ間も覗いているが雲が多いです。河童橋からの穂高連峰も少し雲に覆われてます。涸沢に着く頃には雨覚悟で7時前に出発します。

昨年の夏、小梨平キャンプ場でテントで就寝中に熊に襲われる被害が出ており、熊すずを付けて歩きます。今年は熊すずを付けている方が多かったです。

明神、徳沢と歩き3時間程で横尾へ。雲行きが怪しくなってきて、時々にわか雨も降ってきますが、涸沢へ向けて歩きます。1時間程で本谷橋。湧き水が冷たくて気持ちが良いです。

何時も涸沢へはここからが長く感じます。初日で荷物は重く、特に屏風岩を回り込んでから涸沢が見えてきますが、一番つらい?きつい?ところです。ただ今回は天気が曇りで時々晴れ間がのぞく程度なので暑さはさほど感じませんでした。他の登山者もバテバテですね。

13時過ぎ(上高地から6時間程)に涸沢着。早速テントを張り、ビールで一杯。

夕方、夕立で雷ゴロゴロ。例年よりテントが少ないです。

 

 

入山時の河童橋と穂高         テント場近くの雪渓(天然の冷蔵庫)

 

涸沢キャンプ場(例年より少ないです)

 

08.01(日)天気:晴れのち曇り

3時前に起床し4時過ぎに出発し北穂高岳へ。天気は晴れです。北穂沢を1時間程上り詰め南稜へ取り付く梯子へ。途中で奥穂高岳がモルゲンロードで赤く染まります。南稜へ登り、あとはひたすら登るだけです。景色は北穂から前穂まで見渡せますが少しずつガスが上がって来てます。3時間程で涸沢岳方面との分岐点に。北穂高方面へ向かいます。15分程で北穂高岳山頂です。晴れてますが周りはガスで大キレット、滝谷は見えますが、槍ヶ岳は見えませんでした。

分岐点まで戻り涸沢岳の岩稜帯へ。マーキングを外さないようにして慎重に歩きます。クサリが連続する箇所もあり、また滝谷も丸見えで緊張します。特に最低のコルからは梯子、クサリの連続で一番緊張しました。涸沢槍付近を歩き、最後はクーロワール状(すり鉢状)になっているところをクサリで登り詰めて涸沢岳へ。奥穂高岳方面はガスの中です。

 

北穂高岳〜涸沢岳の岩稜帯は過去何度も歩いてますが、今回、久々に歩くと緊張しました。

涸沢からは北穂高岳、または奥穂高岳へのピストンの方が多かったようです。

穂高岳山荘から奥穂高岳まで行く予定でしたが、時間が掛かってしまい、奥穂高岳はパスしました。また、ガスも湧き上がってきており雷が怖いのでパスしました。

ザイテングラードを涸沢へ向けて下ります。途中には高山植物が咲き乱れてます。また今年は、コバイケイソウが多く当たり年のようです。2時間程で涸沢へ。

またまた、ビールとおでん(担ぎ上げました)で一杯。

昨日に引き続き、夕方から夕立で雷ゴロゴロ。昨日よりさらにテントが少ないです。

 

 

奥穂高岳モルゲンロード          北穂沢のコバイケイソウ

 

 

  北穂南稜からの前穂高岳と前穂北尾根      北穂南稜からの奥穂高岳

 

 

北穂高岳山頂          分岐点先の岩稜帯から奥穂高岳と涸沢岳

 

 

         滝谷                   涸沢岳

 

 

北穂高岳からの岩稜帯(涸沢岳手前)       涸沢岳から奥穂高岳方面

 

涸沢での一杯&おでん

 

08.02(月)天気:晴れ

3時過ぎに起床し、ゆっくり出発の準備します。5時前には日の出、再び穂高連峰がモルゲンロードで赤く染まります。

530分に上高地へ向けて出発し、本谷橋までひたすら下ります。天気が良く、横尾からは前穂高の東壁が良く見えます。徳沢、明神と歩き3時間程で上高地へ。

名物の山賊焼き定食を食べて、バスで沢渡へ。

 

朝、涸沢からのルゲンロード

 

 

     下山時の河童橋と穂高          上高地名物山賊焼き定食

 

 

全国的にコロナウィルスが蔓延しており、マスク着用、外出の自粛等あります。

バスの乗車中、山小屋、上高地周辺のみマスクを着用しましたが、山の上は密にはなりませんし、行動中にマスクをしている方はほとんどいませんでした。

一日でも早くコロナウィルスが終息することを願ってます。

                         記:八角猛司