No.19-4863
窓 明 山 か ら 会 津 駒
2019年5月11(土)、12日(日)
L加藤 SL相原 大石 綾部
ことしのGWは新天皇の即位のため10連休となり、後半は親戚が遊びに来るので前半の山行を考えたが参加者が集まらず、この時期の山行は諦めようと思っていた処、加藤さんから連休の翌週に行かないかと誘われた。今年も3月までの積雪量では昨年と同様残雪不足になるのではないかと心配した処、4月になってからの大雪に恵まれて残雪は心配なさそうだ。
前日の5月10日に池袋グリーン大通りファミマに14時集合、田舎暮らしに大都会の道は不安だがカーナビの案内で何とか到着、既に大石さんが待っていてくれた。加藤さん・綾部さんも集まり定刻には出発。首都高・東北道と乗り継ぎ、40年も前に暮らした西那須野塩原ICで無事一般道へ。青春の足跡を確かめながら一路檜枝岐へ向かった。当初「道の駅尾瀬檜枝岐」で泊まる予定だったが、道の駅ではテント泊禁止のため隣の見通りキャンプ場に設営した。
5月11日 晴
道の駅に車を留め置き、会津バスに乗車して窓明山登山口へ。久々の南会津の山、それも中核である駒・朝日山域を歩くのは優に30年は過ぎているが、新鮮な気持ちが湧いてくる。暫くは急登だが巽沢山近くになると明瞭な尾根筋となり多少は楽になる。標高1300m付近で6本爪の軽アイゼンを装着、キックステップを省けて楽になる。
窓明山登山口 これぞ南会津
巽沢山 雪のお出まし
アイゼン装着1300m付近 ブナ尾根
窓明山だー 若手は元気
家向山分岐では窓明山が全貌を現しルートがよく分かるが、反面距離の長いことが気になる。
残雪の無い夏道の出ている箇所や雪庇に注意しながら高度を稼ぎ窓明山に着いてみると、久慈の山、丸山岳が顔を見せている。この二年、GWに丸山岳に行きたいと思いながら雪不足や悪天候から実施できないが、加藤さんが歩ける内に実行したい。
窓明山までもう少し 窓明山到着
なんとか元気な振り 坪入の奥に丸山岳遠望
坪入の左手に丸山 窓明から三岩へ出発
窓明山からは快適な雪稜歩きとなるが、三岩岳への最後の登りは手強く三岩岳避難小屋が遠い。今日は他のパーティーには出会わなかったが、避難小屋には単独の男性が先着しておられた。
水作りは4月の新鮮な雪のためゴミは見当たらず濾す必要も無かった。夕食は大石さんが担当してくれハンバーグのキノコ煮とマッシュポテトを美味しくいただく。
元気な3人 窓明振り返り
三岩岳までもう少し 三岩避難小屋付近にテント設営
会旗とコイノボリ 12日朝、小屋に朝日
5月12日 晴
三岩岳からは上越国境の主要な山岳、越後・南会津の山々が間近に望め、特に一昨年の4月に銀山平から往復した両翼を広げた白い未丈ヶ岳が目立つ。残雪のこの時期と、紅葉の時期に行きたい山が目白押しだ。三岩岳では2パーティーに出会い、昨日窓明山から入山したことが正解だった。
30年の時を経て辿り着いた会津駒は大人気の山で、当時では考えられないほど多くの入山者で賑わっていた。今回の山行は豊かな時代を象徴する山歩きだった。
この山行を企画しリーダーを引き受けてくれた加藤さん、いつも同行してくれるメンバーの大石さん、綾部さんに感謝します。
三岩岳から窓明山方面 大戸沢岳を回り込めば会津駒
会津駒への途中 最後の登り
会津駒ヶ岳頂上 燧岳、至仏岳、拡大すると景鶴が春霞にぼけ
頂上にてバンザイ! 檜枝岐に向けて
会津駒名物の階段を降りて林道へ 桧枝岐は八重桜。今晩開催、桧枝岐歌舞伎
三岩岳頂上から会津駒方面 6年一緒に登った鯉のぼり
[コースタイム]
11日 道の駅(アルザ)6:04=バス=6:18窓明山登山口(保太橋760m)6:28…7:40たつみ沢山1162m…アイゼン履く(1300m)8:45…9:47家向山西峰(1493m)…12:28窓明山(1842m)12:38…14:17三岩避難小屋(1840m)付近にテント設営
12日 3:30起床-4:30撤収-5:30出発予定
小屋(1840m)5:20…6:05三ツ岩岳(2065m)6:20…9:57会津駒ヶ岳(2133m)10:05…12:45滝沢橋(930m)
その後、駒の湯12:58に移動し入浴13:50、前沢の曲家集落の入口のお蕎麦屋14:53,15:20で食事し帰京。
相原記
巽沢山
家向山西峰から窓明山
窓明山から三岩岳
会津駒へ