№19-4862  

 

      奥秩父 白泰山・十文字峠・甲武信ケ岳

 

日程:6月1・2日(土・日曜)

 

メンバー:(L)澤田、石橋、多田、綾部

 

■1日 池袋駅で西武の特急電車に乗り、席に着くと、後ろの席に多田さんが座っていた。電車がホームを離れると間もなく、携帯に石橋さんから電話が。ナント、特急に乗り損なったとのこと。バスの接続やコースタイム等を考えると、後の電車で追いかけるのは厳しいため、同行を断念することになった。御花畑駅乗換の際に綾部さんと合流し、三峰口駅からバスに乗り、川又へ。身支度を整え、予定通り10時ころ歩き出す。今日は標高差約1200mをダラダラと8時間弱登る。天気は良く、日差しが暑い。道路歩きのショートカットを目論むが、登り口に確信が持てず、時間をロス。栃本関所跡から林道に入り、しばらく歩くと登山道へ。ハルゼミの声が響く初夏の林を登る。順調に高度を稼ぐが一里観音は見落とす。3時間半で約1000m登り白泰山頂上直下の分岐に到着。「分岐から頂上への踏み跡が薄い」=「頂上へ行く人は少ない」という思考が頭をよぎり、一瞬、頂上往復をパスするという不穏な空気も流れたが、空身で往復。眺めの無い頂上で記念撮影し分岐へ戻る。その後少し下って二里観音(発見できず)がある白泰山避難小屋へ。小屋は綺麗でストーブもあるが水場が無い。のぞき岩で少し眺望を得るが、かなり雲が増えてきた感じ。その後も小ピークと稜線をかわしながら続く、トラバース状の登山道を進む。白泰山という名前に惹かれて、前から歩きたいと思っていた尾根でしたが、あまり変化が無く、やや退屈な道でした。その後、私の足が攣り、パーティはストップ。最近、良く足が攣るので漢方薬+塩飴等で注意していたが、やってしまった。幸い、すぐ収まり、17時半ころ、四里観音避難小屋到着。ナント、小屋は貸し切り。混雑を心配し4・5人用のテントを持参していたが、ストーブ・薪・トイレあり、水場近しの最高の環境でした。夕食は、私の定番、ハッシュドビーフ。寝袋、荷物を各々広げたまま、真ん中にテーブルを置き、のんびり飲み食いしながら過ごす。ストーブが暖かい。9時消灯。

 

 

     白泰山での記念撮影             三里観音に安全登山をお願い

 

 

   四里観音避難小屋はストーブ・薪・トイレあり、水場近  2日目の朝、四里観音に今日の安全登山をお願い

 

 

■2日 3時起床、簡単な朝食を終え、予定通り4時半出発。今日は10時間弱の行程。天気は曇り。四里観音に今日の安全登山をお願いし先を急ぐ。十文字小屋はシャクナゲが丁度見ごろ。登山者が急に増える。大山で初めて眺望を得る。八ケ岳と甲斐駒、遠くに北アも見える。南側は雲海で梅雨前線接近中?。武信白岩山の前後にはクサリ場あり。尻岩なんてキュートな見どころも。奥秩父らしい樹林帯を徐々に登り、埼玉県で一番高い三宝山着。そこから甲武信ケ岳は近かったが、頂上手前の急登に澤田は多田・綾部の元気組に遂に前を譲る。混んでる頂上で記念撮影を済まし下山開始。10位頃、甲武信小屋で石橋さんと対面。実は、石橋さんは特急に乗り損なった後、家に戻り、昨晩の夜、車で西沢渓谷入口側に入り、1泊。今朝、標高差1300mを5時間で登ってきたのでした。(昨日、その旨をメールでやりとりし、お互い予定通りの行動が取れた。)うれしいことに石橋さんは一人1個ずつのグレープフルーツを背負ってきてくれていました。(感謝!)小屋の気温は11度と低め。下山開始すると、所々残雪。今年は5月の気温が低く、2週間ほど前まで雪が結構の残っていたみたい。下山コースの戸渡尾根のシャクナゲとツツジは丁度見ごろ。長い下りに疲れた14時ころ西沢山荘着。途中の土産物屋さんで草餅を購入し歩きながら食べる。道の駅で石橋さんの車に乗せてもらい塩山駅へ。石橋さんと別れ、駅のホームで乾杯。2日間、予定通りしっかり歩けたので満足でした。      (澤田記)

 

 

     十文字小屋とシャクナゲ           八ガ岳が良く見える

 

 

     甲斐駒も見える               三宝山とシャクナゲ

 

 

     三宝山は埼玉県で一番高い(そうです)      甲武信ケ岳

 

  

     甲武信小屋で石橋さんと合流          木賊山

 

 

     残雪                    シャクナゲトンネル

 

 

     戸渡尾根のシャクナゲとツツジ  

 

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