No19-4850

 

             冬 の 西 穂 高 岳           2月2.3.4

 

                                L深津、吉浜、杉山、渋谷

 

 初日:一月に視た穂高を今度は登ってみようと企画をした。今回はお杉も参加してくれ、嬉しい限りです。集合は例の沢渡、時間通りに全員が集まる。此処までの道は雪が無く、大変に楽でした。此処からは浜ちゃんの車に移り、一路新穂高へ。時折対向車が来るもそこは浜ちゃん、北海道で慣らした運転は伊達では有りません!ブンブン飛ばしてあっという間にロープウエイに乗った。多くの中国人も沢山同乗していたが、終点でサヨナラする。

 辺り一面振ったばかりの新雪で、やっと冬山に来た感がした。今回は一番若い渋ちゃんが八人テントを一人で担ぎたいとの申し出にリーダーは嬉しくて涙目になった!雪が無ければ一時間の行程だったが、其処はやっぱり冬ですからそれなりの時間で何とかテンバに着いた。早速テントを張るが、四人なのに八人テント。こんな贅沢をマタマタさせていただき嬉しい!周りを見渡せばセコイテントばかり、此れは現実か…

 その日は天気も良く夕景を観に少し上迄お散歩を楽しむ。風は有るものの、一月に居た上高地が眼下に見える。周囲の景色を堪能して、その晩は大いに愉しんだ。

 

 二日目:ぐっすり寝た、少し明るくなってきたので出発の準備をする。暗いうちから人が小屋から出て行く。本日は西穂迄空身同然だから楽だけど、靴の中で痛風の関節が痛い。

 渋ちゃんが先頭で其の後を直ぐ杉チャン、浜ちゃんと続き私は途中で皆を見送る。朝焼けも愉しみ、大昔に大金リーダーと登ったあの頃を思い出す。上高地からラッセルをし、ビニロンのテントで泊り懐かしい思い出だ。今は立派な小屋も有り、サブザックで来れる。

 多分二時か三時頃、最初に杉ちゃんが戻り一緒にテントを撤収。暫くして皆全員が帰還したのでさっさと下山をし、その晩は乗鞍の麓に泊まった。此のペンションはお勧めです。食事が美味くて、自家製のワインは頂けるは奥さんが気さくで最高のモテナシをうけました。若い皆さん、お付き合いをしていただき感謝します。

                                      記:深津賢次

 

     

 

             「日の出」と「早朝のピラミッドフェース」

 

       

 

     「焼岳」「乗鞍」と「樹林帯」  テント場の一番デカイのが「我が家」