No,17-4736

 

          野沢温泉スキーと道祖神祭り         1月14,15,16日

 

            二泊三日組 斉藤 吉浜 柴崎 加藤夫婦、鳥羽さん

            一泊二日組 山野 小山 古田夫婦 三上 斉藤夫人  合計12名

 

野沢温泉の道祖神祭りは毎年1月15日に開かれる伝統行事で無病息災、家内安全、五穀豊穣などを願うもので国の重要無形文化財に指定されてる日本一の火祭りだ。

年明けに何度目かの本格的寒波が襲来して3日間で1m以上の積雪、町の人達も宿も雪かきで大騒ぎ。久しく大雪がなかったので久しぶりに雪国に戻った。

 

北陸新幹線開通で見違えるように立派になった飯山駅にお客さんは外人だらけ、豪州が多い。ゲレンデはたくさんあるがスキーヤーは目立たずボーダーだらけ。スキーヤーは初心者と上級者であいだが見当たらない。久しぶりに見た世界屈指の人気スキー場だった。

 

  

 

斉藤・吉浜さんは、朝出ていったきり夕方まで戻ってこない。あの吹雪いている中で一日中ガンガン滑っていたらしい、素晴らしい。

私達は、スキーではなくスノーシューを持参したが新雪の大雪と視界不良で、1hほどコースの隅をうろついて戻ってしまった。パトロール隊員に目を付けられ下山時に報告するように言われてしまった。じつは帰宅後のニュースで16日には外人親子4人が迷い戻らず、翌日晴れて救難ヘリで救助されたとか。

 

  

 

野沢温泉も初体験だったので、雪歩きのあとは13湯の湯巡りで毎年来ている常連の鳥羽さん、柴崎さんに教わった通り端から攻めていった。街の中心部は混雑してるし、とんでもなく熱くてゆっくり入れない。山から下へ「滝の湯」「真湯」は、きれいで貸切だった。お食事もお二人に教わり美味しい食事にありつけた。「うなぎの新屋」「そば処鈴木」

 

  

 

  

 

道祖神祭りは、勧められて昼間の社殿組立から見に行った、町中総出で20m位のブナを4本立て丸太を組んで社殿を作る。厄年の42才と25才の男たちは三日三晩徹夜で準備する。

 

  

全員集合して乾杯。           まつや社長が祭りの説明

 

  

 

祭りは夕方からすでに始まっていて、種火を作り、町内を持ちまわって、二升の酒を飲み干し泥酔状態で到着する。篝火に着火が19時で、たいまつの火を社殿に付けようとする人たちと阻止する守り人達が激しくせめぎあい、篝火自体もゆっくり社殿に近づいていく。ほかに、10m位の灯籠があり、これは生まれた初子の名前の書かれたもので、社殿に倒れ掛かり一緒に燃えていく。燃えて天に上がることで初子の成長を願う。

 

  

 

この間、雪降る寒い中、大勢の観客は社殿を囲んで震えている。篝火や灯籠が燃え上がると、興奮して血が騒ぎ叫び声に変わる。日本人だけでなく外国人も一緒で、人間に共通することなのかもしれない。

 

  

 

19時から始まり最高潮22時にやっと社殿に火が移る。しかし長すぎる、子供も年寄りもいるし、詳しい説明でストーリーが理解できたが、外国人は訳が分からす酒瓶抱えて大騒ぎしていた。世界文化遺産で観光客を呼ぶのなら、進行をなんとか考えないと。

 

  

 

社殿に近寄れた人々は火の粉を浴びる、縁起がよいのだそうだが、化学繊維はよく燃えて穴が開く。様子をご存じのリーダーは100円のポンチョを被っていた。社殿が燃え始めて我々多くは寒さに負けて宿に戻る。風呂に行くか炬燵で残り酒を飲みながらTVで祭りライブを見る。

 

  

 

翌日も現地解散で朝一番は吉浜さんで北海道までご帰還。長野の善光寺に立ち寄る者、交通渋滞に巻き込まれたり大変だったらしい。私達は湯巡りの続きと町めぐりをしてジパングでゆっくり帰京した。リーダーさん、楽しい3日間有難うございました。

記 加藤