No4700 

 

            北ア 小蓮華岳のはずだったが・・・(乗鞍岳往復)

 

日 程  : 2016年5月3・4日

 

メンバー : L澤田、会員外2名

 

※山雀のメンバーからの参加が無い場合の保険に、普段一緒に山に行っている友人に声を掛けてみたら、予想通りその友人と一緒に行くことになった。

 

■3日            11:52ヒュッテ → 13:40天狗原 → 14:40ヒュッテ

 

朝6時16分、GWで混む東京駅から新幹線かがやきに乗り長野へ。長野からバスに。車窓から残雪の山(五竜の武田菱や白馬3山等)が快晴の空の中に見える。10時前に栂池高原到着。今年は雪不足でスキー場は既に閉鎖。ガラガラのゴンドラ、ロープウェイを乗継ぎ、11時前に栂池ヒュッテに到着。身支度を整え12時前に足慣らしのスノーハイクに出発。ちなみに、今回同行した友人2名とは普段、夏のテント縦走を行っており、雪山は初めて。ピッケル、アイゼンは持っていないため、山雀から借用した。(妹尾さん、加藤さんありがとうございました。)天気は下り坂で少し曇ってきたが、白馬・五竜・鹿島槍が良く見える。天狗原までは山スキー用のコースを示す旗とトレースがしっかりある。スキーヤーが数パーティいるが登山者は我々のみ。1時半過ぎに天狗原に到着。風が少し出てきて寒い。乗鞍岳の大きな雪の斜面を見上げ、祠の前で記念撮影をして下山開始。下りはあっという間。2時半過ぎにヒュッテに戻り、ビールで乾杯。4時から風呂に入り浴衣に着替え、6時から食堂で素晴らし夕食を楽しむ。その後は部屋(個室)でテレビを見ながら更にアルコールを摂取し、ふかふかの布団で10時過ぎに寝る。

 

 

天狗原                    浴衣姿で夕食

 

■4日     8:20ヒュッテ → 9:05-15休 → 10:32-48休 → 11:02-10白馬乗鞍頂上 

         → 12:45ヒュッテ

 

6時に起きると雨。当初はヒュッテで朝食用のお弁当を用意してもらい4時ころヒュッテを出発する予定だったが、悪天候が見込まれたので変更し、7時からゆったりと朝食。天気は低気圧と前線が通過すれば回復するがそれは何時ころか・・・?と思っていたら突然雨が上がり青空が。スグに身支度を整え8時過ぎに出発。下界には雲海、前方にはガスの中から白馬3山等が姿を現す。昨日行った天狗原を通過し乗鞍岳の巨大な雪の斜面に取り掛かる。順調に高度を稼いでいたが、頂上手前で強風が襲ってきた。岩陰で装備を整え直し、強風の中へ突撃。頂上付近の台地状の平坦地に出ると風はややおさまった。乗鞍岳頂上付近は風が強く雪が無く、夏道を進む。11時頂上到着。雪倉・朝日方面のなだらかな山々と小蓮華・白馬方面のすっきりとした雪稜線が良く見える。当初はもう少し先まで行く予定であったが、ここで引き返す。記念撮影を終え、下山開始。下りは尻セードを楽しみ、天狗原へ。そこからは登りとルートを変えて自然園に直接降りる急斜面を下る。白馬大雪渓の巨大な雪の滑り台が良く見える。雪が少なく、雪原に穴が開いている自然園を少し歩き、1時前にヒュッテに戻る。ヒュッテに残していた装備を回収しロープウエイ乗り場へ。(ちなみに、翌日は強風でロープウエイが動かず、登山者は徒歩で麓まで降りる羽目になったそうです。)栂池高原で入浴しバスで白馬駅に出る。五竜岳を見上げると、融雪が進んだようで、昨日はっきり見えていた武田菱が見えなくなっていた。JR大糸線で松本へ。車窓から後立山が良く見えた。松本からはあずさに乗り換え、帰京。予定通りの行動はできなかったが、雪不足と悪天候の予報のため、人の少ない春山を楽しむことができた。

          (澤田記)

 

 

雨が上がり快晴に            白馬から鹿島槍まで見えている

 

 

強風が襲う                          乗鞍頂上

 

 

白馬方面の稜線                    雪倉・朝日方面