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              雪の日原タワ尾根          124()

 

                              L 加藤、大石、伊藤

 

例年1月中旬には積雪が増し2,3月にかけて結構な雪山になる。明るい広葉樹のたおやかなタワ尾根はどこでも気楽に歩けて楽しい。「雪のタワ尾根・自然林の木立を彷徨い歩く」をキャッチフレーズに11月終わりに企画した。当初、前日の23日予定のところ、暖冬雪なしの年明けだったが、週初めに大雪で週末にも雪予報だった。幸い予報は外れたが寒波の寒い朝だった。

 

奥多摩駅発東日原行三番バス(8:35)の乗客で小川谷橋を渡って一石山神社へ向かったのは我々3人だけだった。

 

 

 

出発時間が遅いのでコースをタワ尾根端からの往復に切り替えた。神社で参拝して裏手に回り雪道を急登になるのでアイゼンを付けた。積雪はヒザ下で30cmくらい。濃い木々の合間に頭上の岩壁を見上げながらジグザグをきって登り問題のベンチのある尾根上に着いた。いつのまにか単独の先行者(当日か前日か不明)の踏み跡あった。植林の尾根を登ると一石山の一角に着く、この辺りから傾斜が緩み待望のタワ尾根あるきが始まるので持参のワカンを履いた。

 

 

 

先行者は尾根伝いに我々は、右手に巻きながらミズナラの巨樹に会いに出かけた。ミズナラは数年前に太い枝を落としてしまい少しスリムになっていた。

そこから上に向かうと1176mの人形山だ、山名板の無かったPに誰かが味のある字体の山名板を付けてくれた。

 

 

 

青空を背景に広葉樹林の枯木立が雪面に青い影を落としている。そんな緩やかな明るい広い尾根をのんびり登るのが大好きだ。風の無い陽だまりは温かいが、立ち止まると冷たい風が吹き抜けて寒い。

 

 

 

金袋山(1325m)に着いたが昼過ぎで13時近かった。14時前には戻ることにして風避けにツェルトを広げてガスコンロを取り出した。お湯を沸かしてミニラーメンやお汁粉をいただく。ツェルト越に日の当った背中は温かいが風向き変わると寒く(−5℃以下)て早々に撤収して往路下山にかかった。

 

 

 

下山はワカンもアイゼンも外して駆け降りた。一石山の下のベンチには15時前に着き何とか、頑張れば16時台のバスに間に合うメドがついて安堵した。

 

 

 

そこで間違いをやらかしてしまった。東側に下るところ尾根の鼻先を回り込むつもりで南尾根を下ってしまった。落石避けの道路フェンスを越えられず再度、ベンチまで登りかえして1.5hのロス、日のあるうちに戻れたのが幸いで薄暗くなった一石山神社に降りたのが次の17時台のバス時刻だった。

 

 

 

真暗な東日原BSで足踏みしながら最終バス待ちするハメになってしまった。位置確認せずに下山した山の基本を忘れた新年早々の反省山行になってしまった。

 

 

 

 東日原9:10…一石山神社9:40…ベンチ(860m)10:45…一石山(1007m)11:14…人形山(1176m)12:11

…金袋山(1325m)12:50,13:45…ミズナラ14:15,20…ベンチ(860m)14:56…南尾根下降して登り返し

…ベンチ16:38…一石山神社17:10…東日原17:30,18:57最終バス

 

 

 

                                    記 加藤