№.4581 奥多摩石尾根・高丸山 5月18日(日) 晴れ
石尾根北面のツバノ尾根より高丸山へ。日蔭名栗峰より南尾根を峰谷に降りた。
L加藤(み)、五十嵐、正井、他1
前夜、鳩ノ巣に集合して東日原行きの一番バスに乗車した。東日原から八丁橋を経て新緑の日
原川に沿い1h40ほどでツバノ下降点に着いた。
川床に降りるとなんと2月の大雪の名残の雪田があった、この時季の奥多摩とは思えない光景だ。
目の前が右岸からの日蔭名栗沢出合で下流側の倒木を五十嵐さん先頭にヒョイヒョイと、私は慎
重に渡る。
この出合より、露岩伝いにグズグズの急斜面を岩角や木の根に掴まって登っていく。枝尾根
を70~80mほど登ってやっと一息つき、さらに数10mで足元も広がりツバノ尾根に乗った。
日原林道のツバノ下降点より日蔭名栗沢出合に降りて、枝尾根からツバノ尾根へ。
あとは、急だが新緑の天蓋やらミツバツツジを楽しみつつ登っていく。2度ほど視界を鹿が
駆け抜けたり獣臭い樹間を通ったり。隣のヤケト尾根に比べて、尾根がせまくて明るいことを
除けばどちらも野生の気配が濃厚な自然に満ちあふれた山域だった。
テープ類のマーキングが一切無かったこと踏み跡が無かったことも嬉しい。1300m辺りから
スズタケの残骸が出てきた。
針葉樹林のふかふかの山腹を登りきると高丸山の明るい山頂だった。雲取の向こうに
白峰連山が白く輝いていた。
予定通り日陰名栗峰南尾根を峰谷に下ることにした。名栗峰の山名板の後ろから笹の中を
降り縦走路の巻き道に降りて数分戻り南尾根を下降した。
狭めの自然林の尾根筋を降り、植林との境目をさらに下ること1hで山の神の祠に着いた。
その先は林道を下り奥部落からの道路と合わさり、そしてまもなく峰谷のバス終点だった。
次のバスまで1hほどあったが峰谷橋まで舗装路を歩く元気もなかったというより、同好の仲間達と
夕方の陽差しのなかで石尾根越え8hの余韻を楽しんで過ごす方を選んでいた。(記 加藤)
東日原6;54…ツバノ下降点8:36…日陰名栗沢出合(820m)8:47,:55…ツバノ尾根上(950m)9:43…
スズタケ1300m付近より…高丸山(1733m)12:10,36…日蔭名栗峰(1725m)12:58,13:05…
名栗峰南尾根13:20…山の神(872m)14:30…林道終点14:33…峰谷BS15:18,16:16=バス
=奥多摩17:頃 鳩ノ巣に戻りPで解散。 歩行時間:約8h