No4557

冬の奥秩父 瑞牆山・金峰山

日程:1月18・19日

メンバー L:大石、SL:吉浜、記録:澤田

 

金峰山へは何度か登っているが、冬は初めて。最近、売出中のOさん、Yさんコンビに混ぜてもらいました。冬型の気圧配置になれば天候は安定するハズ・・・。

 

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会社を出て自宅に戻り、20時ころ家を飛び出す。向かう先はJR中央線の穴山駅。駅前の駐車場にテントを設営し待つ二人のもとへ向かう。23時過ぎに穴山駅到着。駐車場はトイレ、飲料自動販売機、街灯付きで快適。寝る前の儀式を行い0時過ぎに消灯。

 

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7:45瑞牆山荘駐車場発8:43-9:43富士見平小屋10:21-10:2510:38-47休、アイゼン装着11:08-1611:53-12:30瑞牆山頂上13:08-1814:05m富士見平小屋

 

5時ころ起床して撤収。車で瑞牆山荘を目指す。林道に入ると途中から雪道となるが真新しいスタッドレスタイヤを装着したYさんのスイフトはグングン登っていく。瑞牆山荘の駐車場には10台強の車が既に止まっていた。身支度を整え8時前に出発。雪山テント泊装備は詰めたザックは重いが、テント場までは1時間弱。アイゼンは付けずに雪の上を歩き出す。雪はあまり多くなく、所々雪が無くなる。9時前に富士見平小屋到着。小屋の前の広場にテントを張る。テン場からも小屋の名前通り富士山が見える。テント泊代は1000/人と高め。ただし水場は凍っておらず水作りからは解放された。テントは3張り、小屋の宿泊者は7名らしい。駐車場の車の割には空いている感じなのは日帰りの人が多いためのようだ。

 

 

瑞牆山荘駐車場を出発               富士見平小屋でテント設営

 

テント設営と腹ごしらえを終えて瑞牆山へ向かう。雪は少なそうなのでアイゼンを付けずに歩き出す。一旦下り、登る。空身で快調な登りと言いたいところだが、体が重く意外とペースは上がらない。まあ、慌てることも無いので何度か休憩しながら登る。途中でアイゼンを付けたが瑞牆山の南側斜面も所々雪が溶けている。最後の大岩の間をよっこらさと乗り越えると頂上到着。風は無く、快晴の空の下、明日登る金峰の千代の吹上から五丈石への稜線がよく見える。八ガ岳も権現から赤、横、硫黄、天狗・・・蓼科まで見え、南アの甲斐駒、仙丈、北岳等もバッチリ。下りはあっという間。富士見平小屋のテントは8張に増えていた。あとはテントでいつものように楽しいひと時を過ごし就寝。

 

 

大ヤスリ岩を見上げる              瑞牆山頂上で記念撮影

 

 

八ガ岳をバックに                  金峰山稜線

 

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7:08富士見平小屋発7:40-518:07大日小屋通過8:41-51休、大日岩9:45-55休、森林限界10:55-11:11金峰山頂上11:55-12:0512:35-41休、大日岩13:36-14:15富士見平小屋14:46瑞牆山荘駐車場

 

5時に起床するとテントの上には5cm程雪が積もっていた。月は見えているが、風の音が聞こえる。昨日の小屋の人の情報では天気は今日は悪化とか。朝食を済ませ、身支度を整え、アイゼンを付けて出発。明るくなって来ると雲はあるが天気は良さそう。しかし、上の方で風の音がする。樹林帯の中の稜線を登る。大日小屋付近にはたっぷり雪があり、テントが1張。大日岩の基部では八ガ岳や南アがよく見えたが、向こうは風が強そう。こちらの稜線は?今日は体も軽く、Yさんを先頭に順調に高度を稼いでいく。ついに森林限界付近に到着。この先は風が強そう。私はゴーグルとマスクを付ける。千代の吹上に出ると北西の方向から強風が。時々体がグラつく位の強風だが、上空は快晴、雪の稜線の状態は問題は無く歩くのに不安は無い。しかし、ゴーグルとマスクの隙間の露出した肌にあたる雪混じりの強風は痛い。一気に頂上まで登る。頂上付近は風が当たらないため、ゆっくりと写真撮影等を行う。八ガ岳や南ア以外に、奥秩父の盟主甲武信や国師、奥千丈方面の稜線も見える。眺めを堪能した後に下山開始。登る時よりも風は少し弱くなったように感じる。昨日登った瑞牆山が随分と低く、小さく見える。小川山は樹林に覆われているが新雪がついて綺麗。樹林帯まで戻ると気持ちは楽になった。日帰りの軽装の登山者がまだ登ってくる。富士見平小屋でテントを撤収し瑞牆山荘へ。車に乗り下界に降りると天気はすっかり回復していた。甲府盆地を走行中、八ガ岳も南アの甲斐駒・鳳凰三山のオベリスクが良く見えた。Yさんの車で甲府まで送ってもらい電車に乗り込む。あとは缶ビールを開けるだけ。

 

翌日、登山をした日の天気図を確認したところ、夜半に太平洋上で低気圧が発生し、雪を降らせた後、東へ移動。一時的に冬型の気圧配置になり強風を・・・かな??。

 

 

朝の大日岩                千代の吹上から富士山

 

 

金峰山頂上への稜線                   五丈石

 

 

金峰山頂上              甲武信と国師、奥千丈方面

 

 

強風の稜線を下山中             千代の吹上手前