No.4531
北アルプス 表銀座縦走(燕~槍)
2013年8月11日~13日
L八角、正井
8/11 晴れ
穂高駅4時50分発のバスに乗り1時間程で中房温泉着。身支度を整え6時過ぎに出発する。ギンギンギラギラの真夏の太陽が照りつける中、合戦尾根の急登を登る。滝のように吹き出る汗。40分おき位にベンチが設置してあり、こまめに休憩しながら登る。3時間ほどで合戦小屋着。少し歩くと森林限界で明日歩く稜線が見へ、その先に槍ヶ岳も見えてくる。
10時頃に燕山荘着。人が多い。家族連れ、お兄ちゃん、お姉ちゃん、とそれそれ夏山を満喫している。
すぐにテントを張り、後はのんびりする。が、テントの中はサウナ状態、いてもたってもいられずテントとは反対側の稜線越へ。さわやかな風が吹いており気持ちが良い。
※ちなみにテント場はお昼で一杯となった。
私(L)は、日焼け止めを塗らずに上半身素っ裸でいたため、あとになって大変なことになってしまった。
燕岳へ行きましょうと正井さんを誘うが、前日の睡眠不足の所為か?正井さんはパス。私一人で燕岳へ行く。頂上直下にライチョウの親子が居た。テント場の前にも居た。夕飯を済ませて一杯飲み本日は二人ともバテたため早々に寝る。
燕岳 イルカ岩
8/12 晴れ
2時起床、3時30分過ぎに出発。本日は槍ヶ岳までの長い行程。満天の星空の中ヘッデンを付けて歩く。こんな時間から歩いているのは我々のみ。西側からの風が心地よい。前日しっかり睡眠をとったので二人とも快調に歩を進める。喜作レリーフ手前で日の出を見る。
6時過ぎに大天井荘着。ザックを置いて大天井岳を登る。槍、穂高、北鎌尾根と360°の山々が一望。最高の天気である。大天井荘へ戻り、大天井ヒュッテまでトラバースぎみに下る。
大天井岳から燕岳方面 大天井岳から槍ヶ岳方面
大天井ヒュッテから西岳までは西側に北鎌尾根を見ながら進む。
北鎌尾根
ヒュッテ西岳に9時過ぎに着。ここから、今回のメインルート東鎌尾根となる。一旦水俣乗越まで下る。途中、初心者のお兄ちゃんがスリップしたのか右手を負傷しており、他の方達に手当をしてもらっていた。声を掛けると自力で歩けるので槍沢へ下山するとの事。動けなかったら、ヘリを要請していたところ。
水俣乗越から槍ヶ岳の肩まで標高差500mを登る。所々ガレバが続き、緊張しながら進む。また、後ろ(南東側)からはギンギンギラギラの太陽が照りつける。暑いが風が心地いい。歩を進めるが本日の天気は良すぎる。普通、夏山は11時頃になるとガスが湧いてくるが、遠くに雲が湧いているだけで周囲は展望良好。暑すぎる。おまけに槍ヶ岳までの急登。二人ともバテバテである。歩を進める毎に槍ヶ岳が大きくなってくる。
東鎌尾根 槍ヶ岳
12時30分過ぎ槍ヶ岳山荘着。燕山荘から9時間で歩いた(健脚)。休憩をして槍ヶ岳を登るが大渋滞。お盆の時期はどこも込むのでしたかがない。本日の目的地までたどり着いたので気長に登る。
※槍ヶ岳山荘のテント場はすでに満杯のため殺生ヒュッテまで下ることにした。
槍ヶ岳頂上からは、夏山では珍しく周囲は全くガスが掛かっておらず360°の大展望。正井さんは槍ヶ岳初登頂。
槍ヶ岳山頂 登ってきた東鎌尾根(槍ヶ岳頂上より)
穂高連峰(槍ヶ岳頂上より)
北鎌尾根から上がってくるパーティーもいて頂上は大賑わい。結局往復1時間50分掛かった。槍ヶ岳山荘まで一旦下り、殺生ヒュッテへ下る。
テントを張り後はのんびり。本日のお互いの頑張りをねぎらい一杯やるがどんどん飲みが進む。まあ、こういうときも良いだろう。頑張ったんだから。夕飯を食べてさらに一杯やって寝る。
8/13 晴れ
3時過ぎに起床、5時過ぎに出発。本日は上高地へ下るだけ。昨日より少し雲が出ている模様。槍沢からどんどん人が上がってくる。槍沢、横尾、徳澤と歩き11時40分に無事上高地へ下山する。
軽く一杯やって、上高地を後にする。
今回は雨にも合わず、天気もギンギンギラギラ。久しぶりの好天の夏山を堪能した。
正井さんお疲れ様でした。