No.4528

奥 穂 高 岳 ・ 西 穂 高 岳 縦 走

201386 - 9 

L妹尾、佐藤 

ぐずついた天候が続き、天気予報では7日から良くなりそうとのことで、予定日を延ばし実行した。

前日、沢渡まで入り、次の7日、天気は快晴。上高地から横尾、涸沢を通過し穂高岳山荘に到着した。例年に無く涸沢小屋の沢沿いは雪が十分残り、テント場のすぐ上まで雪が残っていた。そこから上へ。ザイテングラードの一部も雪で覆われていた。穂高岳山荘はやはり込んでいてふとん1枚に2人、暑く、狭く環境は最悪だった。

 

 

 涸沢小屋とヒュッテの別れ道           5 6のコルをのぞむ(雪が多い)

 

 

 涸沢テント場                  笠ヶ岳に沈む夕日

 

 穂高岳山荘からのパノラマ

 

2日目は、まずはしごを上り、奥穂高岳へ、そこからいよいよ目の前にジャンダルムに向かって岩稜コースへ進んだ。前穂高に行く人も多い。少し進んで、最初に両側が切れ落ちた馬ノ背、足場はしっかりしているが、両側にきれ落ちているので一番緊張した。その後、ジャンダルムへ、ずっとペンキマークが付いているので、それを見落とさないように進み、問題なく頂上へ着いたそれ以外はそれほど問題は無いと思った。しかし、この先ずっと緊張を緩めないように、と進んだ。途中、この先で滑落事故があったとのことで、ヘリコプターが旋回していた。天狗の頭の手前で、何回もホバリングしたり、旋回したり、苦労している様子で時間がかかっていた。こちらも見学しながらなので、なかなか進まない。

 

 

 奥穂高岳よりコースを見る(ジャンダルム)    槍が見えた 

 

 

 ジャンダルム頂上で

 

 

 滑落遭難の救助

 

 

                         天狗のコル

 

 

 天狗ノコル(降りてくる人に待たされた)  NETより(コース)

 

 

 天狗ノ頭                    天狗ノ頭からの下り(長い鎖場)

 

危ないところは鎖があるので安心だが、緊張は途切れない。この辺まで来ると、西穂高岳も見えるが、やはり相当時間がかかる。間ノ岳、高岳、ピラミッドピーク、と緊張が抜けない。独標を過ぎるとやっと通常の登山道になった。

 

 

 間ノ岳を過ぎ、西穂高に向かう小ピーク      西穂高岳(この頃から霧が出てきた)

 

昨日の山荘の込み具合はもうイヤと、車の所まで下りる事にし、上高地に急いだ。なかなか時間がかかり、おまけと思っていた山荘から上高地までがやけに長かった。ぐったり疲れて、やっとの事で最終バスには間に合ったが、ちょうど帰りのタクシーにバス料金で乗せてもらい、駐車場に着いた。沢渡の近くの温泉で一汗流し、道の駅 風穴の里でテントを張り、次の日、帰京した。

 奥穂高岳から、西穂独標までほとんどの行程で気が抜けず少し時間はかかったが、実に楽しい一日でした。西穂から奥穂への行程はやはり登りになるのでなかなか厳しいと思った。テント泊のグループ、長靴の若い中国人のグループ、小さなデーバックの人、大丈夫かなという人にも会った。

 

 

 新品の手袋も穴が開いてしまった

 

 8/7() 上高地5:4511:50涸沢12:14:50 穂高岳山荘(泊)

 8/8() 穂高岳山荘5:2510:00天狗のコル10:1511:50間ノ岳→13:20西穂高岳13:3515:00独標→16:00西穂山荘16:2018:20帝国ホテル=沢渡=風穴の里(泊)

 8/9() 帰京