山雀4510

                 乗鞍岳スキー        

H25(2013)年330,31日 

 参加者:L妹尾 加藤 

中央道を塩尻北ICで降りて、松本空港の裏側にあるという道の駅「今井 恵の里」をナビ任せで目指す。真暗闇の田園地帯の広く静かな幕営適地であった。AM1時頃到着しヒュッテスパイクで車泊。翌朝、7時に出発しサラダ街道を走りR158に出て乗鞍高原にはAM8時頃到着。休暇村前の駐車場で準備にかかる。ほとんどが乗鞍岳に向かう山板やスノーシューを担いだボーダーさん達だ。リフトを3本乗り継いで標高2000mのかもしか平に到着した。

 

   

 

板にシールを貼り晴天の陽差しに薄着になり出発。位ケ原(2450m)までは樹林が両側に切り開かれており、ひたすら汗を流して樹木のない小山を乗り越えるとドーンと真っ白な乗鞍岳が展開した。

 

   

 

雪の砂漠のような谷を剣が峰と摩利支天との鞍部に向かって黒い点々が幾つも連なっていく。近づくと朝日岳と剣が峰とか摩利支天とかの雪渓を滑る点々だとかが見られる。

 

 

 

 

冷たい風が吹き下ろして来るのでヤッケを着込み目出し帽を被り妹尾さんの後を追う。肩の小屋口の2軒の小屋(2610m)を過ぎると傾斜が付き、鞍部の肩の小屋(2760m)に到着した。

 

   

 

強い風を小屋陰で避け休憩。右手上部のコロナ観測所のドームを仰ぎ、左手に山頂に向かう人達を見送り、シールを剥がす。さて摩利支天側に寄って降り始めるが滑り易かったのは2550m位までで、まもなく雪面は融けたり凍ったりベタベタだったりで私の足前では引っ掛かったり手()に負えなくなった。何故かツボ足の登山者氏と抜きつ抜かれつしながら、かもしか平に降りてきた。

 

   

 

あとは、ベチャベチャのゲレンデを休暇村まで滑っていく。真っ白な天空の別天地の春スキーを満喫した一日だった。鈴蘭まで降りて観光センターの広い駐車場の隅に車を置き、湯けむり館で時間調整をして真っ暗になってからテントを拡げた。コロナ連絡所BS前の「せせらぎ湯」は、冬期閉鎖中だった。

 

 

31日は、曇り空で小雨ちらつく。大陸からの移動高に合わせ好天の土曜日に登って正解だった。ゆっくり食事を済ませ往路を塩尻北ICから空いた高速道で帰宅した。

3/30晴れ 道の駅7:R158=乗鞍高原=休暇村前P 8:頃着 

P 8:45…リフト3本…かもしか平(2000m)9:45…位ケ原11:30頃…肩の小屋(2760m)13:30,45

…かもしか平14:50…休暇村15:30