山雀No,4484改め 

 

          遠見尾根より鹿島槍ヶ岳

2012年9月15,16,17日

L加藤 伊藤 佐藤 中島

 

大型台風の沖縄接近なるもクソ暑い太平洋高気圧による前線の迂回を信じていた。地蔵の頭より遠見尾根の雲底目指して出発。

 

 

白岳分岐よりガスで煙った五竜山荘。狭いテント場がお一人様テント多数でなお窮屈。今回、軽量化で小屋食を予定したが、宿泊者にしか名物カレーライスは出さないとのこと。早速、予備食を利用。断続して降っていた雨が止むと素晴らしい星空になった。

2日目、ご来光目当てで五竜山頂は満員。雲海に赤い光が射し込みまもなく影五竜が。

 

 

 

真っ黒いシルエットの後立稜線の先に鹿島槍が見え金色の朝日が行く手を照らす。

 

 

ここより早足の女性軍A班と遅速のB班に分かれ、ウサギさん達は脱兎のごとく、亀さん達はゆっくりその後を追う。各々2人連れの行動なので安心だ。コースタイムに大差なく休憩入れて10時間で冷池テント場に着いた。

 

 

                    後立稜線の行く手に 鹿島槍ヶ岳

 

 

北尾根の頭から立山・剱連山       振り返れば、秋空に五竜が大きい

 

 

 

キレット付近でガスが上がってきたが露岩も濡れることなく、体力勝負で鹿島槍に這い上がる。向かいの立山・剱連山も大きくはっきりと視界に広がる。

 

 

次第に向かいの剱稜線が大きく      鹿島槍に雲が這い上がってきた

 

八峰キレット小屋だ

 

吊尾根では待ちくたびれたA班が、北峰往復に行く。鹿島槍で感激の握手をして人混みをかき分け下山にかかる。

 

 

吊り尾根分岐              人混みをかき分け、感激の登頂シーン撮影

 

 

こちら側は、ラクダの一般コース    テント場は一杯、何やってんの~ウサギさん

 

冷池山荘も満杯なのでその晩もテント泊、但し、食事付き。

 

冷池小屋は狭い尾根の崖っぷち

 

3日目、お弁当を受け取り暗いうちに出発。小雨のなかを爺ケ岳へ。山は草紅葉が始まり雷鳥夫婦の胸も冬毛に変わり始めていた。

 

 

冷乗越                 爺ケ岳中峰へ

 

 

爺ケ岳の北面は紅葉の始まり、

 

冷池山荘のお弁当(四色酢飯)

 

種池山荘を経て一気に扇沢に下った。下界はクソ暑い残暑。

 

 

                    扇沢よりタクシーで大町温泉へ

 

9/15 長野よりバスで五竜遠見、ゴンドラ・リフト乗り継ぎ 地蔵の頭11:05…大遠見13:00…五竜山荘15:30  歩:4h30

9/16山荘4:15…五竜岳5:24…キレット小屋9:10…鹿島槍ヶ岳12:20…冷池テン場14:00             歩:10h

9/17冷池4:40…爺ケ岳中峰5:57…種池山荘7:10…扇沢橋9:30                                      歩:5h 

 記・加藤