No.4481

55周年記念山行 島々谷南沢~徳本峠

2012.09.29     

L山野、大石、杉山、伝田

 

樹林に囲まれた早朝の第一ゲート            島々谷北沢と南沢を分ける二俣

 

前夜、新島々駅からタクシーを利用し、島々宿から少し入った第二ゲート(ここまでは舗装道路)の広場で3時間ほど仮眠する。と言ってもシュラフにツェルトをかけただけの野宿然とした様だが、目を開けると満点の星、なかなか風情があった。3:30眠い目をこすって起床、行動食を取り、5:05ヘッ電を点けて出発。薄暗い島々林道を約1時間かけて第一ゲートに到着(5:50~5:58)。さらに林道を奥深く進み、ようやく明るくなった二俣(6:31~6:35)から南沢沿いの山道に入る。

 

 

行き橋の次が戻り橋、その次が…(これは戻り橋)     離れ岩の手前のベンチ(1070m地点)

 

この道は、沢を右や左に幾度も渡るが比較的ゆるやか。下女沢、一ノ沢、瀬戸沢、出シノ沢、ワサビ沢などが流れ込み、緑の広葉樹とのコントラストが見事、奇岩や滝をつくり、様々な名称の橋を架けさせ、飽きさせない。岩魚留小屋に到着(8:30~8:47)。地図では二俣から3時間とあるが、2時間しか要しなかった。数カ所で道の修復がなされていたが、それを考慮しても上り2時間半、下り2時間とすべきと思う。

 

  

朽ち果てた岩魚留小屋は水場も壊れていた        杉山さんはキノコ採りを開始(1510m地点)

 

岩魚留小屋を過ぎると道は徐々に沢から離れ高度を上げていく。日差しが強い。汗が噴き出る。1510m地点で一本入れる(9:30~9:40)。先頭の杉山さんがキノコ採りをしながら登る。ピッチは落ちない。1700m地点で佐々木さんの姿があった。後で知ったが、深津さんとテント泊で参加したそうだ。深津さんの姿が見えないが、先行してもらっているとのこと。急登に備え力水でしっかり休む(10:20~10:35)。冷たくて甘い水だ。

 

 

佐々木さんと出会うとは(力水)             深津さんがいるとは…(徳本峠小屋)

 

本コース一番の急登が始まる。射るような日差しの中、歯を食いしばって峠に飛び出すと、深津さんがビール片手にニコニコと笑っていた。しばらくして蝶ケ岳から来た山本さんも加わり山雀は総勢7羽となった(11:30~12:15)。

 

 

コーヒー&ビールタイム(徳本峠小屋)          小屋から見た穂高

 

総勢7羽?の山雀(一羽は撮影係)

 

12:15下山開始。各人のペースで下る。徳本峠入口に全員が揃ったところで小梨平キャンプ場へ向かう。我々が宿泊するコテージのベンチに大金さん、小山さん、八角さん…etc.がビールを飲みながら待っていた。                  (伝田 記)