No.4468          編笠山〜西岳  (八ヶ岳)

    2012.07.08

     L山野、SL古田、小山、大石、伝田、(会員外1名)

 

登山口の駐車場にはかなりの台数の車があり、我々は後発組(観音平)

前 夜、眞原荘(古田邸)に泊らせていただき、翌朝5時起床、6時出発とする。今回は運転手が古田さんだけなので、まず男性2名を乗せ日野春駅へ。自宅に取っ て返し女性3名(古田夫人を含む)を乗せ道の駅小淵沢(下山後に「延命の湯」の予定)へ。それぞれの場所からタクシーを使い観音平で合流することにした。

梅雨前線が停滞し曇り時々雨。いつ降ってきてもいいように身支度を整え7:30出発。緑が美しいなだらかな道を小山、古田夫人、伝田、大石、古田、山野の順で進む。雲海の手前1800m地点で汗を拭う(8:10-8:20)。

  

さほど蒸し暑くないが、やはり汗が出る(1800m地点)

 

雲海まではなだらかな道(8:25通過)       押手川分岐から岩ゴロの急坂が山頂まで続く(2360m地点)

雲 海から八ヶ岳らしい岩ゴロの樹林帯となり1時間ほどで押手川分岐に到着(9:10-9:20)。先行の団体さんが休んでいた。ここから標高差400m強の 急登が今回の難所で岩も大きくなる。団体さんのペースが遅いので追い抜いて2360m地点で一本入れる(10:20-10:30)。最初で最後の鉄バシゴ を通過、樹林を抜けると空が見え、ひと踏ん張りで山頂に着いた(10:45-11:05)。

休憩前に記念撮影(編笠山山頂

数 パーティーが休んでいた。展望がないのが残念。小山さんが柑橘類を配布。甘くておいしい。急登でたっぷり汗をかいたせいかすぐ冷えてくる。青年小屋への下 りにかかる。ここも岩ゴロで傾斜がきつい。途中、大集団が登ってきた。大きな岩をポンポンと飛び石に踏み、小屋の前から編笠山を振り返ると、相当な高さを 一気に下った気がした。この時間になると小屋も閑散としている。テント場は広々としており泊りたくなるほどの風情(11:30-11:40)。

 

入口の赤提灯には「遠い飲み屋」の文字。建物の後ろがテント場(青年小屋) 

水 場(乙女の水)を通って西岳への標識に従う。樹林帯の源治新道はほぼ水平移動だが、泥んこ状態で、中ほどから歩きやすい道に変わる。途中、古田夫人が足を 攣るアクシデント発生。大事を取り青年小屋に引き返し宿泊するとのこと。雨が落ちてきた。ひと登りすると視界が開け、そこが西岳だった(13:21- 13:35)。

 

同じような道が続く。地図で現在地を確認(2300m地点) ここに着く手前で雨が落ちてきた(西岳山頂)

晴 れていれば権現岳、赤岳、阿弥陀岳などを一望できるのだが…。下山にかかる。ガレ場を抜け再び樹林帯に入る。岩ゴロはなく柔らかい土道で足にかかる負担も 少ない。雨はあがり陽が差してきた。1845m地点で小休止し(13:21-13:35)、不動清水まで一気に下る。冷たくて甘い水がとうとうと流れてい た(15:05-15:10)。ここから林道歩きで富士見高原スキー場に15:29着。タクシーを呼び、道の駅小淵沢に向かったが、ボイラーの故障で温泉 に入れず。仕方なく「あずさ」で帰京した。(伝田 記)