No.4456   前期集中<特別企画>  屏風岩山

2012.04.08

L石井、正井、伝田

このコースのリーダーは加藤(弘)さんだったが、都合が悪くなり石井さんに交替。上記の3名で登ることになった。

新松田駅のBS集合は8時だが、30分前に着くと、早くも石井さん、伊藤さんの姿があった。予定は8:10発だが、けっこう混んでおり、一本早いバスにした。乗客のほとんどは屏風岩山のミツマタ狙い。細川橋BSで石棚尾根コースの伊藤さんと別れ、次のバスで来る正井さんを待つ。

 

細川橋BSで正井さんと落ち合う              標識には「権現山」でなく「二本杉峠」と書くべき

天気はいいが風が冷たい。やがて正井さんが到着し9:12出発。最初のポイントの二本杉峠へは北と南の2コースがあり580m地点で合わさる。我々は北コースを取り、神社の裏手から杉の樹林帯に入る。だが道なき道で南のほうが歩きよさそう。

 

ダブルストックを巧みに操る石井さん(700m地点)      先へは標識の後ろの巻き道を進む(二本杉峠)

合流地点からは通常の登山道となり、やがて二本杉峠に着く(10:12―27)。ここまでの標識は「権現山」となっているが「二本杉峠」とし、「権現山」の標記は二本杉峠からにしたほうがわかりやすいと思う。

 二本杉峠を左に回り込み、ロープのある急登を突破すると広めのゆるやか登りになり、ミツマタが現われる。だが群生にはほど遠い状態。下山路の東尾根のミツマタに期待し950m地点で一本入れる(10:58―11:13)。笹子沢を登ってきたと言う3人組がいた。

笹子沢を詰めるとここに出るらしい(950m地点)

多少のアップダウンはあるが、道の両脇が落葉樹で、その外側を杉の樹林帯が包む様相が屏風岩山まで続く。最後の100mを登り切ると山頂で、畦ヶ丸方面が見通せた。ただし岩がまったくない山で、なぜ屏風岩と名付けたか不思議。山頂は単独行が一人、しばらくして大野峠上経由の団体さんがやってきて一杯になった(11:40―50)。

 

団体さんの一人に撮ってもらう(屏風岩山)       木立の間にのぞく畦ヶ丸(屏風岩山)

小休止して東尾根にかかる。大滝橋を指す方向の木に赤ペンキで×印が書かれているが、かまわず直進する。東峰を通過し(12:08)、右手の鹿防柵に沿って東へ向かう。道は明瞭で方向さえ間違えなければ心配ない。750m地点でタヌキと遭遇。700m地点でミツマタの群落に突きあたる。期待どおりの見事さで一本入れる(12:35―45)。

 

登山道をよちよち歩くタヌキ(750m地点)        ここを少し左に巻いて尾根上に出る(700m地点) 

 

こういう花なのだ

ミツマタに行く手を阻まれており、左に少し巻いて尾根上に戻りひたすら下り続ける。最後の笹やぶのトンネルを抜けると大滝橋BSの南側に飛び出た(13:10)。

 

遠方は檜洞丸。石棚コースの面々はいかに(650m地点)  右手の笹やぶのトンネルを抜けるとバス道に出る

30分ほど歩いて「ぶなの湯」(\700)に寄る。一浴して14:52のバスで新松田へ。石棚尾根コースの仲間と合流するにはさらに2時間以上の待ちとなる。残念ではあるが、我々は先に帰ることにした。(伝田 記)