No.4448                  

          タワ尾根 ウトウの頭

2012年2月18日() 

L加藤 伝田 五十嵐 

 

前夜未明から都内に小雪。青梅線の車窓では、北斜面では白黒の斑模様だ。バスを降りて歩き出した東日原からの道路には雪が残っていた。小川谷橋を渡り右へ、崖の上の一石山神社への雪の石段を踏んで裏手へ回る。

 

 

 

落石防止のガードを潜って壁を見上げなら左に回り込んで登り、タワ尾根に乗った。積雪は予想より少ないが、下が凍ってるのでアイゼンを着けた。 

 

 

トレースはなく一石山から植林との境を登り、尾根をはずれ右手に回り込みミズナラの巨木に再会した。

 

 

人形山を越えるとここにもモノレールが伸びていた。美しい自然林のタワ尾根にも目障りな代物が設置されていく。同時に人形尾根を来たらしい今日の初トレース(2)が交わった。

 

 

 

 

広大なスズ坂の丸に昼過ぎに着いた。積雪は、吹き溜まりで膝まで潜るものの、ほとんど足首ほどで、気温は低いが風もなく晴天だし、ウトウまで頑張ることにした。幸いモノレールも南側に消えた。

 

 

1450m辺りから急登になり狭く露岩混じりになりウトウの手前の頭に着いた。地図(12500)に出てないがこの先は平坦ではなく急峻な露岩の凹凸があり慎重に通過すると、黒木に囲まれたウトウの頭に着いた。

 

 

 

 

ウトウが描かれた彩色陶製の山名板の向かいに木製額縁のもう一羽がいた。昨年5月には陶製の一羽だけだった。これで、行方知らずの昔の木製の一羽が戻ってくれば、ウトウ展の会場のようだ。身体が冷える前に、陽当たりの手前の頭まで戻って昼飯にした。

 

 

 

 

 

雪景色のタワ尾根を彷徨いながらスズ坂の丸まで戻り、コンパスを修正して南側のオロセ尾根を降りた。自然林の広尾根だが見通しがよく、適当にテープもあり楽しみつつ1200m付近で巡視路に降りた。

 

 

 

 

その下は植林帯のジグザグ路で孫惣谷林道から八丁橋に降りた。東日原までの谷沿いの舗装路は気が抜けない凍り付いた雪道で山より始末が悪かった。

 

 

東日原9:15…一石山神社9:33…ミズナラ巨木11:20…スズ坂の丸12:30…ウトウの頭13:35…スズ坂の丸14:35…八丁橋16:05…東日原16:55