No.4401  鎌倉ハイキング(花の寺巡り)

6月13日(月) 日帰りハイキング

参加者12名 斎藤、丹羽、小池、中川、佐々木、大山、

新井、細矢、井上、三上、桑原、渡部

 

江ノ電「長谷駅」を10時に出発、小雨の中を光則寺に向かう。4月の海棠をはじめ多くの山野草の植栽で名高い日蓮宗の寺院、もちろんアジサイも素晴らしい。先ず雨の中を裏山の中腹まで登って「日朗上人の土牢」を訪ね、寺を建てた由来を学んだ。日蓮自筆の難しい文書の碑文を、すらすらと読み上げたのは新井さん。さすがと一同が納得。    

  

本堂正面の日蓮親筆の碑文         日朗上人幽閉の土牢

 

次いで隣接する長谷寺を訪ねる。日本最大の鮮かな十一面観音と多くの仏像、美しい弁天池と四季花の絶えない庭園に恵まれた、まさに花の寺。観光客がお目当てのアジサイ山は、混乱を避けて入山制限されている時期だが、幸い雨のウイークデーで待ち時間無し、スラスラと自由に観賞出来た。

 

  

美女たちの前では花も後ずさり‥     それでも負けずに、けなげに花開く

斎藤さんは山道を走り回り、参加者たちの記念撮影。この時期は各種の花が咲き乱れ、参加の女性たちも加わって、まさに「百花繚乱」の世界。長谷観音も微笑みかけていました。傘も色とりどりなので、まるで夢の世界に迷い込んだようです。

 

おーい、こっちを向いて‥斉藤さん      何れかアヤメ、花しょうぶ?

 

長谷寺の隣に花の寺「収玄寺」があります。鎌倉幕府の役人四条金吾の邸跡、東郷平八郎元帥の書いた碑文が建っています。本当に小さな寺ですが、花の種類の多さにこれも感動。庭の隅々まで住職の心遣いが行き届いていて、女性陣が更に感動。

    

これもアジサイです。名が付いていました     東郷元帥の書いた石の碑文

 

「収玄寺」の隣にから始まる御霊通りに従って、小さな台地の上に立つ御霊神社に行きました。ここは鎌倉きっての所縁の古い神社で、鎌倉権五郎景政の「弓立ての松」、祭りに使う大きな御みこしや、仮面を収めた宝物庫が並び立っていました。社殿を回って「アジサイロード」が伸びていて、珍しいアジサイが色々と植栽されています。

 

アジサイもびっくり           何となくうなだれて 

 

 

こんな色でもアジサイ         こんな形でもアジサイ

 

参道前の角に立つ「力餅」の店の前の通りは極楽寺坂切通し、此処から左に階段を登ると切通しの旧道に入って成就院に行きます。階段の両側は手入れの行き届いた色とりどりのアジサイの植栽、振り返ると由比ガ浜の海が見えました。

 

成就院参道脇のアジサイ      振り向いたら「由比ガ浜」の絶景

坂を上り詰めた頂点に立つ成就院は、小さな境内に色とりどりの樹木、聖徳太子堂や不動明王の像が立ち、心の安らぎを覚えます。

最後に訪れた極楽寺は鎌倉唯一の「真言律宗」の寺で、今までの寺社とは全く趣を異にする雰囲気です。山門の脇の入り口に「参詣者のみお入り下さい。撮影、スケッチはお断り」、参道の奥にある質素な本堂「弘法大師堂」の前には薬草を粉にするのに使った大きな石臼(千服茶臼)と製薬鉢が並んでいて、寺の歴史を物語っています。この寺で

心が落ち着き、稲村ガ崎まで15分のハイキング、12時45分に到着しました。

雨も落ち着き、展望台の「あずまや」を借り切って、夫々が持ち寄りのお弁当、佐々さん持参の冷奴、井上さん手作りのアジの空揚げ、生ハムにサラダに稲荷寿司、冷酒にビールに手製の梅酒、それでも「宴会山行」ではありません。

「鎌倉」「真白き富士の嶺」などを歌い、記念写真を撮り、午後3時に稲村ガ崎駅で解散しました。しっとり小雨に濡れた平日山行、混雑も無く楽しい半日でした。 丹羽記

 

  

稲村ガ崎の「ボート遭難慰霊碑」      やっとお昼のお弁当だ

 

12人全員集合・稲村ガ崎にて