No.4398    鶴ヶ鳥屋山〜本社ヶ丸〜三ツ峠

2011.06.45

L伝田、大石、佐藤

 

早くも汗びっしょり(905m地点)            塩大副を頬張る二人(1100m地点)

1日目 晴れ。近ヶ坂橋に入口を示すような踏み跡があったが、そこではなく橋を渡ったところに立派な標識があった(手前からは見えない)。そこから20分ほど進むと登山口で夏草に覆われながらも標識が見えた。身支度を整え9:00出発。真夏のような暑さ、すぐに汗だくになり905m地点で一本入れる(9:48)。新緑が眩い。登山道を遮断する黒野田林道に興醒めしながら急坂を喘ぎつつ登り、休息を入れて鶴ヶ鳥屋山に12:20着。ここまで誰にも会わなかった。北側がわずかに開け滝子山方面の山並みが覗く。

 我々だけの世界に浸る(鶴ヶ鳥屋山)

左右を木々に覆われたアップダウンの細い尾根を辿り船橋沢分岐で一本入れる(12:28)。この頃から人と行き交うようになった。20分で角研山。単独行の女性に笹子への下山路を尋ねられる。角研山北尾根は昭文社の最新地図では実践になっているが、まだ不明瞭と思われるので船橋沢を勧める。

 視界が開ける送電線の下を通り、いよいよ幕営地探しの歩きとなる。地形図で1620m地点と目星をつけてきたが、1545m地点に広葉樹林の広々とした平地があった。まだ2時半と早いが、樹林が疎らな場所を選びテントを設営(14:20)する。ビールで乾杯、食事、飲みち続き、あっと言う間に8時になった。早立ちを意図しシュラフにもぐり込む。

2日目 晴れ。3:00起床、4:45出発。結果論だが、幕場としては1620m地点のほうが勝っているように思えた。本社ヶ丸に5:05立つ。北側に黒岳から大菩薩方面の山々、南側の富士は朝日に霞んでいた。

 岩稜の本社ヶ丸に立つ

岩稜帯を下り清八峠に出て大幡山に6:22。ここまでの風情がすばらしい。そこから200mの登りがきつい。中間の1650m地点で一本入れ(7:16)、御巣鷹山に登り上げ、三ツ峠に7:54着。50年ぶりだが、当時の面影は皆無だった。長いだけで何の変哲もない霜山経由の尾根を辟易しながら下り河口湖駅へ(11:50)。駅前の温泉(\500)で汗を流し、食堂で昼食をとり、1時半の高速バス(\1700)で帰途についた。(伝田 記)

 50年ぶりの三ツ峠、荒れ果てていた