松木谷から皇海山

No.4359　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山行レポート

　　　　　　　　　　　　　　松木谷から皇海山

［期　　　日］２０１０年１０月２３，２４日

［山域／山名］足尾山塊・皇海山

［状　　　況］松木谷からモミジ尾根を国境平へ、皇海山を越え六林班峠道を銀山平

［メンバー］Ｌ：KH、SH、FK、MN、SM

前夜、池袋を出発して日光清滝IC経由、日足トンネルを抜けてかつての銅山の街足尾に

入る。銀山平の国民宿舎・かじか荘駐車場隅にテントを張り終えたのが0時30分頃か。

早速、入山祝のセレモニーに入る。宴たけなわの頃、テントの外に出たSMが「あら、靴がない」そのとき、スッと黒い小さな影が走る。テントの外に脱いであった５人の履き物のうち、ナゼか？SM姐の靴だけが行方不明。これが、未明のポンポコ騒動。

10/23車を駐車場に置き迎えのタクシーに一同乗り込み足尾ダムのゲートまで移動、今回は皇海山を越えて銀山平に戻る周回コースだ。渡良瀬川、仁田元川と久蔵川が合流しており三川ダムともいう、かつて見渡す限り荒れ果て禿げ山が連なっていたのに植林が進み緑の山に回復しつつある。

　渡良瀬川の上流

　対岸ウメコバ沢

快晴の下、身支度を整え林道歩きから始まる。松木村跡、林道跡と歩き対岸は中倉尾根の岩壁を眺めながら渡良瀬川の河原歩きだ。右岸に巨大な岩門のようなウメコバ沢を過ぎてから足元を沢仕様に変える。水深は膝下程度で左右に渡り返すことになる。6号堰堤をハシゴで越えると三沢で松木川に名前が変わる。川幅が狭まり山腹に紅葉が目立ち始め秋山らしくなり、谷が南西に曲がると青空を背に皇海山とご対面。

　三沢の堰堤（6号ダム）

　皇海山にご対面

　　カマノ沢

左岸からの美しい滑滝はカマノ沢、まもなくこの谷唯一の淵を左岸の高巻きで越え河原(小屋跡)を過ぎるとニゴリ沢が入る。ここを50分ほど歩いて滝の手前にモミジ尾根取付(赤と黄色のブリキ板)だ。

　淵は左岸の高巻き

　もみじ尾根取り付き

初っ端から急登で県境尾根まで300mの標高差だが辛いのは200mほど、午後の陽差しに広葉樹の黄葉、紅葉と美しく緩傾斜に笹が拡がり絵画のようだ。国境平は笹と落葉松の広めの尾根。両側を落葉松林に挟まれた笹原にテントとFK用のツェルトを張った。MNと往復20分を息を切らせて水汲みから戻ると火付け名人のFKとSHにより紫煙が立ち上っていた。焚き火を囲んで宴会と夕食に突入。

　もみじ尾根