No.4319      日向沢ノ峰〜有間山稜 

010.4.0304

L伝田、大石、小山、妹尾

1日目>曇り時々晴れ

 

棒ノ折の直登はかなり厳しい              まだ春は遠く山頂の人影はまばらだった             

 

この先の稜線を地図で確認(棒ノ折山にて)       長尾丸付近で一本

川井からバスを利用できるとかなり楽だ。奥茶屋を9:50出発。女性だけのワンパーティーが並走する。事前に山雀HPで中川さんからの「先週の突風で倒木が多く要注意」の情報は見ていた。幸いにも本コースは多くの枝木が登山道を埋めていたが、大きな障害はなく山頂に11:30着。数パーティーが休んでいた。しばらく休憩し、都県境の稜線へ入ると人影はなく静か。左側(東京都)は杉の植林、右側(埼玉県)は雑木林の尾根道が続く。雪はないが、気温はゼロ度ほどでときおり雪がちらつく。春の花は皆無。単独行の若者と行き交う。山ナシ山とその先の2つの急登をこなすと送電鉄塔の下に出て日向沢ノ峰の全貌が現れる。最後の足下のゆるい急登を喘ぎつつ突破すると鞍部に出た。ここが蕎麦粒方面の分岐(3:30)で、ザックをデポし日向沢ノ峰へ。この時間になると誰もいない。陽は出ていたが空は霞でおり展望は今いち。岩場の山頂から川苔方面の道が続いていた。記念撮影をして鞍部に戻る。明日辿る有間山稜の分岐の先の明るい平地にテントを設営。

  

日向沢ノ峰の一歩手前の鞍部             ザックをデポし山頂をピストン

 

適所でのテント泊は最高の楽しみ           寛ぎのひととき

 

2日目>晴れ時々曇り

 

いきなり林道に出て興醒め               何のためのアスファルト道か?(有間峠にて)

4時起床、5:50出発。分岐からの急坂を下る。ここも雪はなかった。一度林道に出るのが興醒め。二又のアスファルト道と交わるところが有間峠で、右に取りすぐ左に再び尾根に入る表示がある。この間は廃道にするつもりらしい。どういう意図かわからないが、数年もすればこの山域はアスファルト道で囲まれてしまうだろう。

 

本来の有間山はここでなくタタラノ頭          下りに強い小山さんはもう出発の態勢(蕨山にて)

タタラノ頭は通過(7:27)、橋小屋ノ頭で一本入れる(8:00)。蕨山が9:00着で、その後は金毘羅尾根をひたすら下り、川又に11:50着。さわらびの湯で一浴し、13:17のバスで飯能へ。近くの餃子屋で打上げをし早めに帰途に着いた。(伝田 記) 写真=妹尾さん、伝田