No.4286       奥武蔵三峰縦走 大持山〜小持山〜武甲山

09.10.4

L山野、大石、伝田

曇り。歩程と日照時間を考慮し、名郷行のバスを一便早め7:35とする。予報は曇り後晴れだが、車窓に小雨がパラパラ。名郷を8:42出発。山中まではアスファルト道。白岩への分岐を見逃さないよう注意して歩く。雨はすぐに止んだ。登山口は山中から10分ほど奥の堰堤の手前(9:30)。一枚脱いで登りにかかる。妻坂峠に10:05着。時間が早いのか、人は誰もいなかった。

 静かな佇まいの妻坂峠

前回断念した1095m地点で  

峠から第一関門の急登(標高差200m)が始まる。傾斜がきつい。ザラ土で滑りやすい。登り切るまで平地はない。全身を使ってよじ登り、第一ピークの1095m地点に辿り着く(10:40)。汗が噴き出ていた。

話は前後するが、この山行は、今年5月「奥武蔵五峰」(L相原)として実施されたが、降雨とアクシデントにより二峰(伊豆ヶ岳、武川山)で断念したため、残りの三峰を消化しようと計画されたもので、リベンジの意味合いもある。

前回3人とも参加しており、同ピークにはそれぞれ感慨深いものがある。ひとしきり話題にして腰を上げる。多少のアップダウンはあるが道幅が広くて歩きやすい。やがて岩稜帯の細道に変わり、大持山では数パーティーが休んでいた。頂が狭いので、その先で一本入れる(11:20)。険しい細道は子持山まで続き、注意すべき箇所もいくつか出現する。あわてずに進む。

 

▲子持山でゆっくり休息               ▲開けた道を足取りも軽く

 

▲気持ちのいい鞍部のシラジクボ                 ▲第二関門突破で安堵の表情

子持山に11:55着。果物で喉を潤す。樹林が新緑のように青々としていた。ここから200mほど下る。鞍部のシラジクボに12:35着。峠の雰囲気で気持ちがいい。いよいよ第二関門、武甲山への急登(標高差200m弱)にかかる。標識に直下の分岐まで40分とあるが、頑張って23分で突破(13:08)。思わず笑みがこぼれる。

そこから4分の御嶽神社で拝礼し、裏側に回り込んで山頂へ(13:22)。中年の夫婦連れが「この天気じゃ、何も見えない」と苦笑する。晴れていれば大パノラマが展開するが、真っ白い幕で覆われていた。雨に降られないだけよしとしよう。

 曇天で山頂からの眺望はなし

分岐に戻り、急降下のザレ道を1046m地点で一本(13:55)。あとは一気に下って林道へ出た(14:45)。途中の墓場でお供え物を狙う猿の一群に出会う。ボス猿が威嚇の眼差しを放っていた。以前には気付かなかったコンビニを発見。ビールを買い込み浦山口駅に15:50着。直通の16:26発に乗車し、池袋で打ち上げをして散会した。(伝田 記)