No.4257                           山行レポート

           朝日連峰・古寺鉱泉から大朝日岳

[期   日]2009.4月30,5月1日

[状   況]局地的な強風で大朝日小屋で機を伺うも登頂断念、あと300mを残して下

山した。鳥原小屋ベースに朝日連峰の豊富な積雪の春山を満喫した。山中二泊のところ、

飲み物の枯渇を機に二日目の泊まり場を下界に移す。

[メ バー]L加藤、SL妹尾、澤田、伊藤

[行   程]

4/29 大宮駅集合20:00 伊藤車にて東北道=山形道・古関PA 0:30着、

4/30 移動=月山IC=古寺鉱泉P 8:45

古寺鉱泉9:25発。雪面には古いトレース少し。広いボサの尾根が続き、畑場峰付近

(1100m)11:05。鳥原避難小屋(1324m)13:15着。銀マットとビールを抱えて日当たりに宴会

場を設置、夕方まで楽しい時間を過ごす。

5/1雪面はガリガリでアイゼン装着。澤田氏トップで出発5:25。鳥原山5:45,6:00。小朝日

から大朝日が青空に白く輝いている。もちろん朝日連峰の銀嶺が連なっていた。

小朝日岳(1646m)直下の急登もアイゼンを効かせて登りきる7:00。熊越えは鞍部のせいか風

が音をたてて抜けておりヤッケを着込み、ブロックをさけて慎重に稜線をたどる。銀玉水

8:30、もう一登りだ。大斜面を登りきるといよいよ、大朝日小屋が見えてきたと同時に左手

前方からの強風に緊張が走る。トップの澤田氏先頭に風に逆らいつつ小屋へ向かう。見上

げる山頂はすぐ上300m先に輝いている。登頂を試みたが、風圧で動きがとれない。下山

とし小屋に戻り休憩がてら様子をみる。風がやや収まった気配に10:15小屋を出る。山陰

に回り込んでようやく風が収まる、そのまま緊張を解かずに大斜面を降りきる。安全地帯

にたどり着きヤッケを脱ぎ捨て春山スタイルに戻る。大朝日を振り返る、また、来ればい

いじゃない。小朝日に戻る11:50。何度も大朝日を振り返る。

下山ペースが急に上がる。実はこんな提案をした、14時頃には小屋に戻る、昨日と同じに

夕方まで時間つぶしか、でも飲み物が足らないだろ、鉱泉まで2時間少々、頑張れば温泉

とビールにありつける!

鳥原小屋着13:30、下山14:20。午後の日差しにズブズブ雪を滑りながら東北の春山に名残

を惜しむ。この広く緩い尾根すじは夏は暑苦しく、積雪期は迷いやすい。行きに付けた赤

布に助けられる。GPSで方向は、把握していたが細かい屈曲点やルートには、赤布の方が

役に立つ。ブナ林の夏道を拾いながら予定通り古寺鉱泉に降りたった16:20着。

     下山後、そう思い通りに行かず、その晩、ビールと夕食にありつけたのは21時近かった?道の駅・寒河江にて

     5/2 幹線道路のR13を避けてR347を北上し東北の里の春を満喫しながら秋田県雄勝の泥湯温泉に到着14:20、何度目かの乾杯と湯船に浸かりジプシー本隊を待った。