No.4247                              3月28(土)

          もう一つの丹沢 ヨモギ平

L伝田、中川、大石

座席を確保するため一台早いバスに乗車した大石さんとヤビツ峠で合流。曇り空、肌寒いなか900出発。悪路と聞いていた門戸口への登山道はさほどのことはなく赤テープも付いていた。一度車道に出てBOSCOオートキャンプ場へ。早くもキャンプ客が訪れるのかテントが4張。沢沿いには鹿が遊んでいた。登山口に940着。

CIMG0498.JPG CIMG0500.JPG  

登山口はキャンプ場の右奥にある           静かで気持ちの良いヨモギ平

杉林の薄暗いつづら折れを北西へ進み、広葉樹の明るさに変わる頃、雪がちらほら舞ってきた。鹿防柵の扉を二つほどくぐると、そこがヨモギ平であった(1030)。

周囲を探索するなどゆっくりしたかったが、なにせ寒い。コーヒーを飲んで北尾根にかかる。急登には雪が付いており、ここだけは冬山の風情。それを楽しみながら登り、お地蔵さんが鎮座する(写真左下)縦走路に出た(1125)。

CIMG0502.JPG 表尾根で初めて登山者に出会う

三ノ塔の休憩舎に飛び込む。数パーティーが食事をしていたが、屋内は冷え切っていた。湯を沸かして暖を取る。陽が差してきたのは二ノ塔からで(1210)、尾根を日本武尊足跡へ取る。足跡らしき石穴にコンパスを差し込むと、「天命に従い軍を東へ進めた」との言い伝え通り、指先が真東を示した。一気に下り菩提峠に出た(1240)。

太陽がまぶしい。本当に暖を取れたのはここからで、岳ノ台を経てヤビツ峠に着いたのは2:10。地図にないルートとは言え、キャンプ場による刈り払いで道は明瞭。新緑や紅葉の頃、もう一度訪れたいと思わせる魅力があった。(伝田 記)

CIMG050530.jpg 菩提峠の陽だまりで小休止