No.4190
平 標 山 東 ゼ ン
【期 日】2008年8月2、3日
【山域/山名】毛渡沢から東ゼン遡行、平標山
【山行の目的】沢登り 東ゼン遡行
【メンバー】 L 妹尾 泉沢 平井 木田
【行 程】
8/1
東京駅22:00発、関越道湯沢IC、土樽駅0:50着・仮眠、
8/2
晴れ、毛渡沢林道ゲート出発7:10、7:30毛渡沢、仙ノ倉沢出合 沢準備8:55、12:00大滝下
滝、草つき登り15:00、17:00テント場(1450m)
8/3
起床5:30、テント場発7:10、9:00 1750m、10:50登山道11:25、11:55平標山12:30
平標新道 15:00仙ノ倉沢15:30、16:30毛渡沢 吊り橋16:50、17:10駐車場
岩の湯、関越道、首都高速、小岩着
泉沢さんの車で丸の内を22時ごろに出発、スムーズに湯沢経由土樽に0時50分ごろについた。テントを張って仮眠。8/2 晴れ。ここから直ぐの毛渡沢林道に入りゲートで止める。既に10台ほどが駐車している。若い3人組が準備中だった。少しして出発(7:10)。20分で林道は終わり、吊り橋を経由して登山道を仙ノ倉沢出合に着き沢装備に変え遡行を開始した(8:55)。ゴーロ、ナメ滝を問題なく通過して西ゼンとの出合に着いた。ここからが難題。ナメ滝、草つきのいやなスラブをおっかなびっくり進み、中ゼンの出合を過ぎ(12:00)、二段60mの滝に着いた。右側を直登、上段で左へトラバースすると遡行図あるので、試みるが水が多く断念した。そのまま上だが、そこからの数歩が出せない。水しぶきが冷たく体が冷え切ってしまった。ザイルとバランスでどうにか突破した。木田さんは「こわい、こわい」といいながらも、しっかりついてくる。どうも自分を鼓舞しているようだ。その直ぐ後、滝の落ち口から左側を時間をかけて登り、60度以上あるかと思われるブッシュの中をやっとの思いで這い上がって、滝の上端に着いた(15:00)。その後もいやな草つきで時間を取ってしまった。ほとんどが傾斜地のためなかなか泊地がみつからず、ほんの少しのスペースにタープを張った(17:00)。木も少なく、疲れきっていたので焚き火はやめた。
8/3 も晴れ。7:10出発。最後の数個の滝に手間取ったあとは、ほぼスムーズで水線に沿って進み、そのあとは熊笹の藪漕ぎ45分ほど、ほぼ真南へ進むと、計画どおり仙ノ倉岳の直ぐ西の木道に合流した(10:50)。この藪こぎは上に行くと目の高さより低く、稜線も見えそんなに悪質ではなかった。平標山経由、平標新道。新道からは西ゼンが一望のもとに見渡せ、少し降りると登ってきた東ゼン、大滝、稜線近くでは一面の笹原がよく見渡せた。仙ノ倉沢出合、林道に入りゲートに到着した(17:10)。リーダーの足がいうことをきかず、相当遅くなってしまった。
直ぐ下の岩の湯で汗を流し、帰途に着いたが、渋滞と首都高速の火災事故のため、迂回して小岩着となった。
天候もよく、久しぶりの緊張した沢登りであった。
毛渡沢林道ゲート 東ゼン
西ゼン(右)と東ゼンの出合
出合より少し進むと雪渓が 余裕の2人
中ゼンの先のL字状の滝 二段60mの大滝に入り、右側を登る
大滝 大滝を登る
大滝をトラバスしようとするが
トップのルート探しと、ザイルワークで時間をとられ、だんだん寒くなってふるえがきた。
ここで、カメラに水が入り写真は断念
テント場、源頭、登山道、それに下りの平標新道からの西ゼン、東ゼンの
すばらしい眺めはご想像ください。