No.4188
3年連続の挑戦 南八ヶ岳(御小屋尾根から杣添尾根)
7月20日〜21日(前夜行)
L山野、相原、杉山、伝田
【1日目】
前夜、茅野に11時23分着。駅前の居酒屋で一杯やり、整備された構内のコンコースで仮眠。朝3時に起床、予約したタクシーでまだ薄暗い美濃戸口に4時30分到着。我々のみと思いきや、ツアーの団体客がチャーターしたバスで先陣を切っていた。
快晴。別荘沿いのアスファルト道にうんざり、やっと土道に入りホッとしつつ御小屋山を目指す。山頂に6時25分着。3年前、2日とも雨にたたられ、ここでテント泊を余儀なくされ撤退したことを思い出す。3度もチャレンジする山野さんの執念に頭が下がる。
御小屋山への1,865m地点でまず一本 山頂は平らで急場のテント泊にはもってこい
山頂から不動清水までは樹林帯の緩やかな尾根道だが、そこから標高差500m強のザレ場の急登が始まる。ロープをつかみ落石に神経を使いながら慎重に進む。
急登に備え不動清水で一息入れる 阿弥陀への2,595m地点。山頂まで1時間ほど
この登りで2本入れる。2パーティーほどと行き交う。ラスト200mを一気に登り切る。
山頂に出ると(9:12)、360度の大パノラマが広がっていた。
山頂はやはり気持ちいい 雲海の彼方に富士山がぽっかり
地図で周辺の山々を確認 分岐から阿弥陀を振り返る
行者小屋に10時40分着。好立地にテントを設営し、小屋の水で冷やしたビールで乾杯。やがて昼寝と決め込むが、時間はあり余るほどあり、つぶすのに苦労した。
【2日目】
快晴。2時起床、ヘッ電を点けて3時50分出発。地蔵尾根の2,666地点で一本入れる頃、空が明るくなる。稜線の地蔵仏、赤岳展望荘を経て山頂に5時20分到着した。
赤岳展望荘でザックをデポし山頂をピストン 八ヶ岳の主峰、赤岳に立つのは久しぶり
横岳へ向かう。だが、それはどれか?2万5千図を見ると三叉峰イコール横岳で2,825mとなっている。5万図では三叉峰、大権現、台座の頭を総称して横岳と表している。また三叉峰の先が大権現とあるが、逆の誤りであることがわかった。横岳(三叉峰)に寄り、杣添尾根をひたすら下り、登山口に9時25分着いた。タクシーを使い甲斐大泉の温泉で一浴。ここでも2時間ばかり昼寝をし、確実に座れる鈍行(高尾着2:09)で帰京した。
横岳山頂にて タクシーが待つ登山口はもう少し先だった
3年連続の挑戦で達成できた山野さん、お疲れ様でした。また、実行直前の参加申込にもかかわらず受け入れていただき、有難うございました。お陰様で私もリベンジできて良かったと思っています。 (伝田 記)