No4183

−あの古典的な名渓へ−

東沢・釜の沢東俣から甲武信岳

日 程 :6月28日(土)、29日(日)

参加者L:妹尾、石井、加藤、澤田

【28日】

7時40分に道の駅「みとみ」発。意外と天気は良い。林道を進み、8時、二俣で吊橋を渡った後に西沢渓谷への道と分かれる。 8時半ころに河原に降りて沢靴に履き替え渡渉。その後、しばらくは左岸の古い登山道を進む。ホラ貝ゴルジュを見て、10時に山の神で休憩。その後、いよいよ水流に降りる。

 

8時半に河原で沢靴に履き替える                 10時半山の神で休憩

 

11時ころ東ナメの沢の滝を眺めながら休憩。12時半ころ釜の沢に入る。最大の難所(?)、魚止め滝では、石井さんにロープをたらしてもらう。

 

11時ころ東のナメの滝を見上げる           最大の難所(?)、魚止めの滝

 

魚止めの滝、石井さんにロープをたらしてもらう             ロープ回収中の妹尾さん

 

そして、東沢の看板、千畳のナメ。明るい空の下ひたひたとナメを歩くのは気持ちが良い。14時過ぎに両門の滝に到着。記念撮影の後、東俣に入り、ヤゲンの滝は左岸を巻く。

 

東沢の看板「千畳のナメ」                       明るい空の下ひたひたナメを歩くのは気持ちよい。

 

 

14時過ぎ、両門の滝で記念撮影           両門の滝を東俣へ進む(写真中央に加藤さんの姿)

 

そして、そこからは、長い長い広河原を行進。最初は丹沢の暗い河床と異なり楽しかったが徐々に飽きてしまう。そうなると、倒木もあり、荒れた感じに見えてくるから不思議。明日の天気の崩れを配慮し、ミズシ沢と合流するあたりを本日の泊地にする予定であったが、疲れのためかペースもあまり上がらない。石井さんの「そろそろ泊まり場所を捜そうよ」とのありがたいお言葉。明日のことは明日に任せることにすると、直ぐに絶好の場所が見つかった。16時前には本日の行動を終了し設営開始。河床から1段上がった樹林内にタープを張り、流れの直ぐ脇に焚き火の準備。蒔きを集め、鋸で切り、座るための石を用意し・・と全員それまでと別人のように良く動く。

 

ヤゲンの滝の高巻き                         焚き火の準備中

 

ビールで乾杯し食当澤田のワンパターン料理を食べながら宴会開始。すっかり腹も一杯になり周囲も暗くなったころ、焚き火の廻りで残ったお酒を飲み続ける。焚き火が消えて、タープに移っても更にちびちび。風は無く、流れの音を聞きながら快適な眠りに入る。夜半から雨が降り出すが起床時間までぐっすり。

 

焚き火を囲みくつろぐ                        アルコールも回り、自然と顔もほころぶ

焚き火はいいな。  

【29日】

4時半起床。タープの下で朝食を済ませ、雨具を着て撤収作業。けっこう雨は降っているが、増水はしていない感じ。6時半に出発し、ミズシ沢合流部分のナメ滝を越える。

 

雨に濡れる泊地                            タープの下で気合を入れる

 

そして、大きな石がたまっている木賊沢との二股を左へ。巨大なナメ滝を見下ろしながら左岸(木賊沢との間の支尾根)を高巻く。2本目の支流を右へ。流れが徐々に細くなり、階段状の小滝、ナメ滝をどんどん登り高度を稼ぐ。そして、8時40分に甲武信小屋の水場に到着。ここからは登山道。最後の急登を越え、9時に小屋に到着。小屋前の屋根付テラスで雨宿り。寒いと思いそばの寒暖計を見ると9℃。だれも頂上に行くそぶりを見せぬまま、9時半下山を開始。13時に林道、13時45分に道の駅に到着。その後、三富村の温泉に立ち寄って帰京。

 

木賊沢との二俣を左へ                甲武信小屋前のテラスにて(気温は9℃)

 

 

澤田記