No4183
−あの古典的な名渓へ−
東沢・釜の沢東俣から甲武信岳
参加者L:妹尾、石井、加藤、澤田
【28日】
7時40分に道の駅「みとみ」発。意外と天気は良い。林道を進み、8時、二俣で吊橋を渡った後に西沢渓谷への道と分かれる。 8時半ころに河原に降りて沢靴に履き替え渡渉。その後、しばらくは左岸の古い登山道を進む。ホラ貝ゴルジュを見て、10時に山の神で休憩。その後、いよいよ水流に降りる。
8時半に河原で沢靴に履き替える 10時半山の神で休憩
11時ころ東ナメの沢の滝を眺めながら休憩。12時半ころ釜の沢に入る。最大の難所(?)、魚止め滝では、石井さんにロープをたらしてもらう。
11時ころ東のナメの滝を見上げる 最大の難所(?)、魚止めの滝
魚止めの滝、石井さんにロープをたらしてもらう
ロープ回収中の妹尾さん
そして、東沢の看板、千畳のナメ。明るい空の下ひたひたとナメを歩くのは気持ちが良い。14時過ぎに両門の滝に到着。記念撮影の後、東俣に入り、ヤゲンの滝は左岸を巻く。
東沢の看板「千畳のナメ」 明るい空の下ひたひたナメを歩くのは気持ちよい。
14時過ぎ、両門の滝で記念撮影 両門の滝を東俣へ進む(写真中央に加藤さんの姿)
そして、そこからは、長い長い広河原を行進。最初は丹沢の暗い河床と異なり楽しかったが徐々に飽きてしまう。そうなると、倒木もあり、荒れた感じに見えてくるから不思議。明日の天気の崩れを配慮し、ミズシ沢と合流するあたりを本日の泊地にする予定であったが、疲れのためかペースもあまり上がらない。石井さんの「そろそろ泊まり場所を捜そうよ」とのありがたいお言葉。明日のことは明日に任せることにすると、直ぐに絶好の場所が見つかった。16時前には本日の行動を終了し設営開始。河床から1段上がった樹林内にタープを張り、流れの直ぐ脇に焚き火の準備。蒔きを集め、鋸で切り、座るための石を用意し・・と全員それまでと別人のように良く動く。
ヤゲンの滝の高巻き 焚き火の準備中
ビールで乾杯し食当澤田のワンパターン料理を食べながら宴会開始。すっかり腹も一杯になり周囲も暗くなったころ、焚き火の廻りで残ったお酒を飲み続ける。焚き火が消えて、タープに移っても更にちびちび。風は無く、流れの音を聞きながら快適な眠りに入る。夜半から雨が降り出すが起床時間までぐっすり。
焚き火を囲みくつろぐ アルコールも回り、自然と顔もほころぶ
焚き火はいいな。
【29日】
4時半起床。タープの下で朝食を済ませ、雨具を着て撤収作業。けっこう雨は降っているが、増水はしていない感じ。6時半に出発し、ミズシ沢合流部分のナメ滝を越える。
雨に濡れる泊地 タープの下で気合を入れる
そして、大きな石がたまっている木賊沢との二股を左へ。巨大なナメ滝を見下ろしながら左岸(木賊沢との間の支尾根)を高巻く。2本目の支流を右へ。流れが徐々に細くなり、階段状の小滝、ナメ滝をどんどん登り高度を稼ぐ。そして、8時40分に甲武信小屋の水場に到着。ここからは登山道。最後の急登を越え、9時に小屋に到着。小屋前の屋根付テラスで雨宿り。寒いと思いそばの寒暖計を見ると9℃。だれも頂上に行くそぶりを見せぬまま、9時半下山を開始。13時に林道、13時45分に道の駅に到着。その後、
木賊沢との二俣を左へ 甲武信小屋前のテラスにて(気温は9℃)
澤田記