No.4156 那須/三本槍ヶ岳 山行レポート
[会津大峠から三本槍ヶ岳]
2008年3月1,2日 L加藤 澤田
那須の盟主は最高峰の三本槍ヶ岳(1916.9m)である。茶臼岳(1915m)が那須のシンボルと言われてるのは噴煙とロープゥェイのせいかもしれない。会津下郷の野際新田から林道大峠線をスキーで辿って、大峠に到達し三本槍をピストンするのが今回の山行だった。
会津下郷より会津藩が関東への通路として会津街道を大峠(1524m)を経て三斗小屋宿(廃村)まで開いた道が林道として残っている。
3/1どんよりした空の下、観音沼、番所跡の野際新田まで除雪してあった。小雪のなかスキーを履いて9:00出発、さすが会津で積雪は林道を埋め、段差の無い急斜面や、風の通り道が削られて断崖状態の所も随所にあり緊張させられた。また、1300m台では造林事業が中止され暫く経つためか、林道跡が森に還り始めており、ルートは不明瞭であった。林道終点1360m(鏡沼分岐)14:00、降雪ひどく視界低下に行動中止(14:40)しテント設営した。
翌3/2 風は収まったものの降雪は止まず、1時間ほどワカンを履いて付近を偵察したのち下山と決めた、GPSが欲しいところ。テント撤収し(7:00〜7:40)出発。昨夜の強風と新雪で更に数10�の積雪があり、ルートは下りのせいもあり昨日よりも不明瞭、林道終点標識(8:00)を見つけ、新雪の林道を戻る。10:頃には日も出始め青空に安堵。除雪道路12:20着。
阿賀川に掛かる橋から甲子、那須から三倉大倉への白い山並みが望まれた。積雪期の三本槍がまた、宿題になってしまった。
スキーで林道を
よく降るねえ
ワカン履いて偵察から戻る
大峠が見えた