No.4147              飛龍山・雲取山                

22(土)〜3(日)

                                            L伝田、中川、大石、正井 

 

表題の予定であったが、前日の予報では3日は低気圧が接近し雨か雪とのこと。そこで計画を変更し、奥多摩小屋でテント泊、翌日様子を見て雲取山ピストンとした。

1日目>晴れ。奥多摩駅で中川さん、正井さんと合流し、丹波行のバスに乗る。座席は登山客で満杯。鴨沢で下車し、穏やかな日差しの中を109分出発。小袖乗越の車道まではオーミングアップに格好な歩程。ここからが本格的な登山道。雪は少ないものの日陰の凍てついている箇所も多く、ストックで凌ぐことにする。尾根中段の水場付近(涸れていた)で一本(1145)。その先の堂所では1516名の団体が休んでいた。急登にかかる。1,320m地点で一本(1237)、七ツ石分岐で一本取り(1310)、ブナ坂の稜線に出ると(1352)、雪山の世界が待っていた。眼前に飛龍に連なる山々が望め、ほどなく奥多摩小屋に到着(1440)。カラマツの雪原にテントを設営し、水場へ赴く。水量が細い。5Lを満たすのに時間も人手も要した。寒い。テントに戻りコンロを点す。網で焼いた片口イワシと畳イワシ、ハム等を肴に一杯やる。いつの間にか、団体パーティーのテントが4つ並んでいた。夕食(キャベツ入り豚丼)後も宴は続き、8時過ぎシュラフの人となった。

2日目>5時半起床。テントに積もった雪で入り口のファスナーが重い。押し戻しつつ引いて首を出すと、雪が目に飛び込んできた。残念ながら予報的中。雲取ピストンを断念する。熱々のキツネうどんを食べ、凍てついたテントを撤収し、7時50分奥多摩小屋を後にする。新雪が7�以上プラスだが、トレースはしっかりついていた。七ツ小屋分岐で一本(830)、堂所で一本(915)入れる。冷え込みが厳しい。すっかり雪景色に変貌した復路を黙々と下り、1110分鴨沢バス停着。その後も雪は止まず、東京都心部でこの冬初の積雪を記録した。

小袖乗越で小休止(中川さん所収)

尾根中段の水場付近(涸れていた)

七ツ石分岐、ポカポカ陽気

ブナ坂、一転して雪山の世界

飛龍(右端)に連なる山々

堂所、下山時は雪で覆われていた