No4144 (テント泊縦走)
大菩薩から牛の寝通り
参加者:L澤田、伝田、中川(み)
1月19日(土)
高尾までの電車はセンター試験に挑む学生が沢山。頑張れ若者と心の中で応援しながらオジサンは山へ向かう。笹子のトンネルを抜けると車窓から白く輝く南アルプス。塩山駅から登山口のバス運賃は100円で幸せな気分だったがけっこう混んでいた。バスを降りると冷えた山の空気に身が引き締まる。事前の情報では雪は少ないとの事。二日分の水で重くなったザックを背負い10時15分ころ歩き出す。白峰3山が見える。すぐに暑くなり薄着に変身。12時45分丸川峠着。静かな峠では青空の中に富士山と飛行機雲。ここから大菩薩嶺まではコメツガの樹林に包まれた北西側の尾根。数センチの新雪の下は所々凍っていて、途中から軽アイゼン。眺望の無い嶺で会旗とともに記念撮影後、3時少し前に樹林を抜け、雪の無い雷岩到着。他の登山者が去るまで富士山を眺める。そして、静かになった雷岩裏の絶好ポイントにテント設営。焼き網でつまみを炙り、酒を飲む。すっかり日が暮れ、星空と街の灯。シュラフに入れば鹿の鳴き声、夜半には風が出てきた。
1月20日(日)
5時15分起床。朝はそれなりに冷えたようで、テントの中の水筒の水が凍っていた。餅を焼き朝食を終え、7時半に出発。かすかに見えていた富士山がガスの向こうに消えた。風の強い稜線を歩くと少し頬が痛くなった。8時に介山荘。ここまでは雪は殆ど無い。峠で記念撮影。ここから先の樹林の中には雪がありそうなので軽アイゼンを着ける。8時35分石丸峠から牛ノ寝通りへ入る。期待していた雪は無い部分が多いため、アイゼンを着けたりはずしたり。(1550m付近ではずした後は着けなかった。)途中から天気が回復し、日差しがあたたかく、雪の無い牛ノ寝はまるで春のよう。広くなだらかで長い長〜い尾根を歩くペースが徐々に上がり10時45分に大ダワ。雲取と飛龍が良く見える。ここからの下りでは更にペースが上がり、12時半前に小菅の湯到着。湯船から青空を見上げ、その後はバスが来るまで缶ビール。更に奥多摩駅前でビールに熱燗に餃子、レバニラ等々。 無事、今年第1回目の山行を終えた。
山雀を愛するメンバーは会旗と一緒に(大菩薩嶺にて) 雪が無い大菩薩(眺望も無くなってしまった。)
大菩薩峠にて(やはり雪はありません。) 春のような牛ノ寝通り