No.4121    

     秋田・岩手県境の山々 和賀岳から大荒沢岳

期 日:H191013,14

参加者:L山野 大石 加藤 (SLの古田氏は怪我で不参加)

前夜、浜松町バスターミナルより田沢湖行き22:25に乗車。奇しくも、この面々かつての帯状疱疹トリオ?

10/13() 何度目かの角館駅前よりタクシーで真木渓谷・甘露水へ向かった。山野Lはこの県境の踏破に執着されており2年前にも真昼岳を目指している。甘露水(8:50)より稜線上にある甲山分岐(10:50)に立つ。曇りのち雨の前回とは逆に、雲は多いが晴天、錦秋の国境稜線を北上する。紅葉した低灌木と笹と草もみじに覆われた踏み跡を辿る。山腹はグリーンの笹原に朱と赤のパッチワークがちりばめられている。空と雲は青色と白色、眼下に緑色とオリーブ色と赤色が彩る。日差しと雲の影が交互に凹凸の地表を走り回る。次第に北西風が強く当たるようになる。ウィンドヤッケを着込み和賀岳15:20着、憧れの山頂を踏んだ。

10/14() 風を避けて南側にテントサイトを探す。一晩中風がテントを揺らせていた。朝方は冷え込み(3)ラジオが岩手山、八幡平、鳥海山の初冠雪を告げていた。大荒沢岳への縦走を中止して高下口に下山することになった。出発6:05。強風に身体を支えながら、さえぎるもののない、こけ平まで下る。何故か青空が広がり標高差600mを和賀川に降り立つ。渡渉、おお冷たい。高下尾根を乗越すとまもなく林道に出た。和賀岳登山道(高下口)10:30着。800m付近でケイタイが通じJRほっとゆだ駅前からタクシーに来てもらうことになった。湯船に信号のある温泉駅で汗を流し、駅前食堂で下山祝いをやって、北東北の爽やかな風に涼みながらホームで北上行きの2両連結の列車がやって来るのを待った。 記 加藤

 

    

甲山分岐着。今回は北上、前回は右折し南下した     甲山分岐から初対面の和賀岳の遠望

 

           

       

    

薬師を登り甲山分岐を振り返る。錦秋の尾根道     小杉山よりパッチワークの薬師平

    

和賀岳直下は草もみじの原だった。          和賀岳山頂に立つリーダー、石祠と三角点

       

    

翌朝、ブナの巨木の林立する明るい山腹を下る     靴脱いでさっさと渡渉してしまう。うっ冷た