No.4090                                     山行レポート   

地蔵尾根より飯豊本山   

  =残雪と新緑とカタクリの咲き乱れる山径=

2007年6月2,3日  L加藤、澤田、伊藤由美子 

【行    程】  

まるで夏山。雪面の照り返しを受けながら頬に心地よい涼風を感じ、山稜を駆け下りる。でも、少ない残雪とはいえ雪面のステップはまだ柔らかく、樹林に囲まれれは゛コブシ、タムシバ、ヤマザクラ。足元にはカタクリが一面、シラネアオイが雪消えに顔を出し、やはり山々はみちのくの遅い春。

6/2 未明、栗子峠のヒュッテスパイクで仮眠し大日杉小屋より8時30分の遅い出発。コースタイムどおり3時間で地蔵岳に立つ。当会屈指の強力メンバーに手助けされ、雪庇 を拾いながら主稜間近の1570m付近の雪田に辿り着きBC設営、13時25分。即、宴会モードに切り替える。

6/3 BC発5時。冷え切った御沢谷に降りアイゼンを着けて30分、切合小屋前に出る。ピーカンの稜線漫歩。飯豊神社を過ぎ、山頂はまもなく8時50分着。15分ほど休憩して下山。大日岳が美しく、ダイクラ尾根は険しい。小屋前から一気に滑り降りてBCには10時55分着。BC撤収して11時40分往路下山。大日杉小屋には14時35分着。 あとは温泉、蕎麦そして帰京。少し遠距離ではあるがこの時季、残雪と鮮やかな新緑を求めての、みちのく歩きを恒例にしたいとはメンバーの感想。     by  k

大日杉小屋より往復した 地蔵岳より飯豊本山が出迎え
お坪手前、1570m付近に絶好のテンバ 御沢を快適に辿る
大日岳が魅惑的 飯豊本山に立つ元気な面々
切合小屋前から一気に滑り降り 1300m1500mにかけてカタクリが一面