山行レポート
10月1日(土) 日帰りハイキング  No.3949 神楽山〜菊花山
            参加者 3名  リーダー 桜田和子 迫田さゆり 丹羽一二

神楽山への登り口で栗が袋に一杯取れた、幸せ! 途中で赤いヤマボウシの実を見付けた。甘くてジューシー、素敵な秋の収穫山行が始まった。足元に咲く秋の野花、キノコ、どんぐりに松ぽっくり。拾いながら歩いているうちに神楽山に着いた。誰もいない山頂はCATVのアンテナが占領していた。小鳥が、蝶々が、トンボが集まってくる。

御前山までは岩稜続きの尾根道を辿る。結構苦しく、秋山なのに汗が滴り落ちる。縦走路からちょっと寄り道した所が御前山、中腹から山頂まで御前岩が突き出していてスリル満点だ。山頂は360度の展望台、雲一つ無い紺碧の青空の下、富士山を中心に山また山を見渡す幸福感、やはり空気の澄み切った秋の山は素晴らしいと実感。

九鬼山への縦走道を左に分け菊花山へのコースに入る。コナラの疎林の下の急な登りになった。桜田さんは毒虫に刺され、迫田さんはバラの棘に刺された。私は無傷で颯爽と先頭を進む。山道の右側直下を中央線の線路が走り、大月市街の向こう側、手を伸ばせば届きそうな近くに岩殿山がどっしりと座っている。ここは里山なんだ。

地図で見る沢井沢の頭直下の分岐から右に菊花山方面に折れると、山道は急な降りになる。木の枝に岩角に掴まりながら必死で下る。時々顔を出す奇麗なキノコがせめてもの慰め。現れた標識に「菊花山へ、ながめよし」と書いてあった。今度は登り続き、行けども行けども山頂は遥か彼方、もう限界かと諦める頃やっと山頂の岩が見えた。

大きな岩の間を捩るようにすり抜けると、ようやく菊花山の山頂到着。予告通りに素晴らしい眺望、富士山頂に雲が湧き昇っている。既に時刻は13時30分、いくら「のんびりハイク」でも、標準タイムの2倍も掛ったのではリーダーに申し訳ない。ここで更に1時間のランチタイム、例によってワインとチーズとフランスパンをゆっくり味わった。


菊花山頂を14時45分に出発、直ぐ下に町並みが見え、文化祭の太鼓や叫び声が耳に届くほどなのに、滑りやすい急な下山路に苦労した。迫田さんにストックを借り、リーダーに励まされながらひたすらに下り続ける。ようやく山麓の金毘羅神社の鳥居に到着。静かな秋の山で会ったのは、単独行の男性一人と猛犬?三匹だけだった。

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