No. 3842  岳( 2004 911 12日(前夜発)

L.石井 実、戸田、山本、妹尾 

3ヶ月前に、この沢を上ったときには、水量も多く、沢の途中に雪渓が残り、なかなかてこずって予定どうり進めずそこで引き返した。これを再度トライしようということで、同メンバーに山本さんを加えてチャレンジした。

前と同様に、前夜、東京駅北口集合で、東北道を那須塩原、予定どおり酒を買って、道の駅のあずまやにテントを張った。(最適のテント場)

911 天気は曇り時々晴れ。会津駒、竜門の滝の駐車場より入山。滝下を高巻き、滝の上に1時間強で着いた。前回は2時間強と比べ前回の教育効果は抜群。ただし、水量はずっと少ない。快適に滝を通過、第一のゴルジュも通過して約3時間で二俣に到着した。前回、どうしてこんなに苦労して通過したか不思議なほどだ。すべて水量のみによるものと思われる。同じ沢でも状況によりこんなに違うと、思い知らされた。昼には二俣に到着、二俣では、まず焚き火の薪集め。石井さんは釣りに出かけ、さすが人数分の4匹の岩魚を釣ってきた。私も竿を借りて本流に出かけたがまったく釣れず、経験の違いか。岩魚のおかずが加わったことで夕食も豪華になった。夜半、満天の星、星が多すぎて星座もまったくわからない。(そんなに知らないのですが)(竜門の滝の駐車場 8:30 9:45 滝の上 11:30 二俣 テント場)

912 少し行って、第二のゴルジュ、第三のゴルジュを快適に通過。バランス、高巻き、次から次へとゴルジュ、彫りの深い滝、とあきがこない。ルートも大体問題なく、源頭近くになれば、左の稜線が桧枝岐への下りのルートであることが地図からもわかる。最後の詰めで、左へ左へとの思いが強すぎて、少し早く左へよりすぎた様で、根曲がり竹と、潅木の中を交代で30分弱、藪をこいてやっと終わったところが、駒の小屋から少し下がったところにある展望台の真下の草原。そこにいた登山者が、がさがさ音がするので熊が出たかと思ったと聞かされた。

靴を履き替えて、一気に会津駒の登山口、駐車場へ下りた。例のとおり、桧枝岐の温泉につかり帰路に着いた。(二俣 9:40 11:45 登山道 1220 13:20 登山口 13:40 駐車場)

 同じ沢でも、条件により、こんなにも違うのかと思い知らされた。ずぶぬれになった滝、ひやひやしながらの高巻き、ゴルジュも、滝も面白く、バラエティーにとんだ沢でした。

妹尾記 

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