No.3264 北鎌尾根 8/25-26

L.宇山茂幸、宇山緑、重元、尾関

8月25日

6:30、七倉のゲートが開く。今回はタクシーも少なく、一回で入れた。2年前の地震の恐怖を尾関氏に語りながら湯俣まで歩く。新しくなった湯俣の吊り橋を渡り、すぐ沢床に下りて遡行開始。何回かの渡渉で一枚岩のトラーバースに移るも、2年前の地震でルートが消え進退きわまってしまう。不安定な場所でハーネスを付け7mの懸垂。20mのトラロープと針金の箇所は、崩落した岩が残っていて道をふさいでいた。北鎌沢出合16:20着。出合いは水がなく、下流に10分戻り、テン場とする。

8月26日

日の出前に北鎌沢の上部まで登っていたので後頭部をあまり照らされないですんだ。北鎌のコル、天狗の腰掛けを経て北鎌の核心部、独標に着く。1P目の10mは緑さんがリード、グレードは5.8位か。2P目は右に逃げず、そのまま直登するが、浮き石が多く、神経を消耗する。崩壊した部分が所々にあり、以前より確実に難しくなった。18:15槍の頂上着。重元さんは携帯で自宅に登頂の報告。

8月27日

ご来光を見る人の声で目が覚めた。6:00発。上高地は人でごった返していた。今後北鎌に入る人は、渓流シューズを持っていったほうが時間の節約になるだろう。

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