No.3076 高水三山 4/17

L. 丹羽、矢口、市川、竹内、渡辺、伝田、筑田、吉野、他 ゲスト3名
★歩行時間  4時間半
★コース 青梅線東青梅駅〜バス〜上成木−高水山登山口−高水山−岩茸石山−惣岳山−御嶽駅

バス終点「上成木」下車、案内板に従って左に入ると、鳥居のある高水山登山口があった。樹林の中の山道はしっかりとしており、一合目ごとに丁目石が立っていて迷わずに歩ける。登るにつれて視界が開けてくるのが楽しい。8合目の先に「霊水」と書かれた水場があり、美味しい水で喉を潤した。斜面の野の花が美しく、色々なスミレが咲いていた。

一登りで十合目の古刹「常福院」に着く。急な石段を登り山門を潜ると、重要文化財の浪切不動堂があった。手入れの行き届いた境内はミツバツツジが満開寺の裏手の斜面はカタクリの群落が花盛り。広場やベンチもあり、ゆっくり休める場所だ。寺のすぐ上が高水山頂。此処からから急な下りになり、また急坂を登り返して、コースの最高地点・岩茸石山に着いた。

東に棒の嶺・川乗山、西に大岳山・御前山方面の山並みが展開する素晴らしい展望台だ。岩の露出した道を下ると緩やかな山道になり、杉林を抜けると多摩川上流の町々が見渡せた。標識に従って急な岩の道を喘ぎ登ると、一息で青渭神社の大きな社殿の立つ惣岳山に到着、杉の巨木に囲まれた、神秘的な雰囲気の山頂だ。杉の根の露出した急な坂を下ると真名井天神を祭った井戸があり、岩の奥から泉が湧き出していた。冷たい美味しい水で、これも長寿の霊水との事だった。

下山路に奇岩鶴亀石や、大きな桧のご神木などが現われて楽しめる。軽い登りを二度ほど過ぎると、多摩川の流れが良く見える台地に着いた。カヌーが次々に下っているのが見えた。此処から僅かの下りで花に囲まれた慈恩寺の境内に飛び出した。御嶽駅は直ぐ目の前だったが、まだ日が高かったので、隣の沢井駅まで花を見ながら御岳渓谷を下った。

高水三山

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