No.3071 奥多摩御岳山ハイキング   3/27

L.丹羽、伝田、竹内、小池、桑原

新宿駅発7時43分の「ホリデー快速おくたま1号」に乗り9時に御岳駅着。駅前の観光案内所で「御岳山イラストマップ」を手に入れる。このマップはおすすめです。

御岳ケーブル下までバスに乗る。ケーブルカーは「武蔵御岳神社」の参拝客が多く満員の盛況。山頂駅の展望台で奥多摩の山々のパノラマを楽しんだ後出発、まずビジターセンターに立ち寄り、御岳山に関する色々な知識を仕入れて御岳神社に向かう。

御岳神社参道の急坂「霧の御坂」は、歩き始めには堪える、つらい道だった。神社参拝後、ロックガーデンに向けて出発した。途中の長尾平展望台はガスって遠望がきかないのでパス、「岩石園」の標識に従って杉林の中を下り、間もなく天狗岩に着く。この巨岩は、良く見ると岩の頂上に天狗の銅像が安置してあり、其処まで上れるように鎖が設置してあった。なるほどと感心、天狗岩より沢に下りロックガ一デンに入る。

東京の近くにこんな静かな渓谷があるとは信じられない。本当におすすめのコース。渓流の中の飛び石伝いの路を右に左にと飛ぶように身軽に歩く。岸辺の岩には青い苔がびっしりと着いており、その緑が目に沁みるほど鮮やかだった。透明な流れを透かして見ると、岩の下の溜まり場に小さな魚の群れが見られた。ひとしきり魚種が話題となる。天気予報が悪いせいか人に会わない。ロックガーデンの中程の立派な休憩所で昼食とする。水場は目の前だし、トイレもあり、テント場にも良い所だ。休み半ばに雨が降ってきたので屋根の下に入る。雨は止みそうもないので雨具を着用。

雨の中を10分程歩いたらロックガ‐デンの終点「綾広の瀧」に着いた。此処は修験者が瀧に打たれて修行する霊場とのことで、まさにその雰囲気がある。滝の上で大岳山縦走路に出て、此処から下の御岳山の方へ戻る。御岳神社の入り口にある土産物店「千本屋」で休憩。名物の石清水を使用したコーヒーは口当たりがよくうまい。これもおすすめの逸品です。     雨が止みそうも無いので、三沢の「つるつる温泉」経由五日市駅に下る事にする。

降りしきる雨の中を途中休憩も取らずに、日の出山を経由して温泉に到着。「つるつる温泉」は日の出町の町営で、日帰りの入浴客用の生涯青春の湯である。名物の露天風呂に入ったが雨が降っているので落ち着かず、屋内の美人の湯に入る。湯上がりのビールを飲んでいるとバスの時問になり温泉を出る。バスは蒸気機関車が客車を引く形のトレーラバスで子供が喜びそうだ。五日市駅に着いた時は暗くなり、ホリデイ快速で帰京した。雨の中でも渓流と温泉を楽しむ事が出来、充実したハイキングだった。

(小池正明 報)

御岳山

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