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美味しいもの見つけたでは、皆さんからの情報をお待ちしています。これはと思うものがあったらぜひ情報をご提供ください。

おやき−鬼無里いろは堂−長野県

長野から白馬に抜ける、国道とは名ばかりの細い国道406号。長野と白馬のちょうど中間くらいに位置するのが鬼無里村です。背景に戸隠山、西に北アルプスを望む、山深い里です。その鬼無里村にあるのがおやきのいろは堂です。

おやきは、四季の野菜や山菜、キノコの具を小麦粉の皮でくるんで焼き上げたものです。いろは堂のおやきがほかのおやきと違うのは生地に蕎麦粉が入れられていることで、これがパリっとした香ばしさの秘密だそうです。野沢菜、あん、しめじ、野菜ミックス、切干大根などの定番のほか、季節によってあざみ、こごみなどもあってどれにしようか悩んでしまうこと請け合いです。うれしいことに、店でいくつかを注文すると、必ずいくつかおまけを皿に盛って出してくれます。ポットに入っている熱い蕎麦茶と一緒に食べるともう最高です。

このほか鬼無里では、蕎麦や地粉で打ったおいしいうどんが食べられるお店があります。特にお勧めはたっぷりの野菜を使った「鬼込うどん」。シコシコしたうどんが味噌味にマッチして、寒い時など本当に暖まりますよ。お店の名前は、「そば処おに屋 026-2844」。鬼無里信号から長野よりに100mほど行ったところにありますが、ちょっと見つけにくいかも。

oyaki 野沢菜、あざみ、しめじ、野菜ミックス、あんなど種類も豊富
鬼無里 おに屋

へぎそば−越後湯沢 中野屋−新潟県

「へぎ」とは、写真にあるような四角い木の入れ物のことです。この上に一口程度の量にまとめられた蕎麦が行儀良くならんで置かれて出てきます。へぎそばは、つなぎに海草を使っているのが特徴で、独特の歯ごたえがなんとも食欲をそそります。中野屋は越後湯沢駅の東口を少し新潟方面に歩いたところにあります。テーブルの上には揚げ玉の入った壷も置かれていて、これをそばに乗せて食べるのもまたいけます。

へぎそば
自分の前の分だけ食べてね

七兵衛そば−山形県

山形県大石田のあたりは蕎麦の名所。そのなかでも次年子(「じねんこ」と読む)には、「七兵衛そば」という一風変わった蕎麦屋があります。大石田から車で20分、こんな山奥のどこに蕎麦屋なんかあるのと不安になりながら走ると、小高い台地の上に農家のような建物とのぼりが見えてきます。これが目指す「七兵衛そば」。

オリジナルの大根しぼり汁をブレンドした独特のたれにつけて食べる手打ち蕎麦、それに季節の手作り漬け物や山菜料理もついて \1,000。さらにうれしいことに丼に入って出てくる蕎麦はお変わり自由です。

豆腐−井桁豆腐店−福島県

かつて山雀グループの有志が集まり、南会津郡舘岩村にロッジ山雀という名の小屋を運営していました。その近くで見つてたのがこの井桁豆腐店。

かぐわしい大豆の香りのする、しっかりした味との豆腐は、冷や奴、味噌汁の身、炒め物と何にでも最高です。豆腐には普通の豆腐(\250) のほかに、緑大豆を使った緑色の珍しい豆腐(\450) もあります。お店にはこのほか、栃餅、そば粉、きのこ・山菜の加工品など地元の産物がたくさん置いてあって楽しいですよ。

井桁豆腐店
店の中に入ると、面白いものがいっぱいあるよ!

九持良餅(くぢら餅)−山形県

米沢に行くといつも買ってくるのがこのくぢら餅です。味は東北地方に行くとよく見かけるゆべしに似ていますが、くぢら餅はヨウカンのような形をしているのが特徴です。

餅粉、上新粉を主原料にし、これに砂糖、醤油、塩、それにくるみなどを混ぜて作ります。数あるくぢら餅のなかでも、くぢら餅本舗のものは歯ごたえがあり、素朴な餅の味とたっぷり入ったくるみの味の調和がなんとも言えません。白砂糖を使った「白」、赤砂糖を使った「赤」、黒砂糖を使った「黒」と3色あり、駅のキオスクで買えます。

くぢら餅についている解説より

「久持良餅…その昔狩りや戦いに出かけるとき携帯食物とし、久しく持ち歩いても良い(変質しない)餅として農民から武士にいたるまで広く愛され塩や味噌で味つけし固くなると焼いて食べるものとされていた。今も最上・村山地方では節句が近づくと米を粉にし、めいめいの農家でくぢら餅を作り、その出来上がりを隣り近所の人々と食べ合ひ、腕前を自慢し合うのである。昔の味東北の庶民の味としてご賞味くださいませ。」

くぢら餅本舗(株)明友山形県尾花沢市大字五十沢字前森山1432-38

くぢら餅
白、赤、黒の3色があるよ

周五郎のヴァン−中央葡萄酒株式会社−山梨県

ぶどうの実る10月中旬、勝沼でぶどう郷トークマラソンというマラソン大会が開かれています。たわわに実るぶどう畑の間を縫って走る楽しいコースです。そして走った後は勝沼周辺の各ワイナリーが出しているたテントの臨時売店で無料の試飲が楽しめるのです。

ここで知ったのが、この周五郎のヴァン。4年以上の樽熟成による独自の芳香が特徴で、まろやかなコクがすばらしい。作家・山本周五郎が絶賛し、ワイン。ラベルの題字も氏の直筆だということです。

勝沼駅から2キロほど行ったところにある、中央葡萄酒造の店で買えます。またここではグラスワインを飲むこともできます。

周五郎のヴァン(左)